レアル・マドリードに所属する元フランス代表FWカリム・ベンゼマに、今夏同クラブ退団の可能性が浮上しているようだ。30日、大手メディア『ESPN』が伝えている。
現在35歳のベンゼマは2009年7月にリヨンからレアル・マドリードに加入した。これまで公式戦647試合に出場し、クラブ歴代得点ランキングでポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに次ぐ353ゴールを記録。4度のラ・リーガ優勝、5度のチャンピオンズリーグ制覇に貢献し、昨年はバロンドールを初受賞するなど、長年同クラブの主力選手として活躍してきた。
今シーズンもここまで公式戦42試合出場で30ゴール6アシストを記録しているベンゼマだが、現行契約が2023年6月30日までとなっており、去就には注目が集まっている。今年3月にはフランス紙『レキップ』でレアル・マドリードと1年の契約延長で合意したことも伝えられていたが、いまだ正式発表はされていない。
そんななか、今回の報道によると、ベンゼマにはサウジアラビアのクラブから4億ユーロ(約600億円)相当の2年契約オファーが届いているという。これは今年1月にアル・ナスルに加入したC・ロナウドと同等のオファーな模様で、これを受けてベンゼマはレアル・マドリード退団を真剣に検討しているようだ。
新契約を締結し、レアル・マドリードで15年目のシーズンを迎えることが期待されていたベンゼマだが、果たして元同僚のC・ロナウドと同様に来シーズンはサウジアラビアでプレーすることになるのだろうか。