ユヴェントスが、チェルシーに所属するアメリカ代表FWクリスティアン・プリシッチへの関心を強めているようだ。30日、大手メディア『ESPN』が伝えている。
現在24歳のプリシッチは2019年冬に5800万ポンド(約100億円)でドルトムントからチェルシーに加入し、約半年間のレンタル移籍を経て2019-20シーズン開幕から同クラブの一員としてプレーしている。背番号「10」を着用し、ここまで公式戦通算145試合の出場で26ゴール21アシストを記録している。
今シーズンはケガの影響で公式戦30試合の出場で1ゴール2アシストを記録するにとどまったプリシッチは、現行契約が2024年6月30日までとなっていることもあり、今夏の移籍市場で退団することが濃厚と見られている。
そんなプリシッチにはマンチェスター・Uやニューカッスル、ナポリ、ミラン、ガラタサライなど多くのクラブから関心を寄せられているが、チェルシーで年間1300万ポンド(約22億円)の給与を得ていることが大きな障壁になっていることが伝えられていた。
それでも、今回の報道によると、ユヴェントスがプリシッチの獲得レースでリードしている模様で、チェルシーも2000万ポンド(約35億円)相当で売却に応じる方針だという。なお、移籍成立には同選手が給与削減に応じることがひとつの条件になっているようだ。
ケガを繰り返したこともあり、チェルシーでは定位置を確保しきれなかったプリシッチだが、果たして今夏に退団することになるだろうか。