5月27日にベルーナドームで行われた埼玉西武ライオンズ対オリックス・バファローズの一戦で、読売ジャイアンツから移籍したばかりのオリックス・廣岡大志が、チームを勢いづける2ベースヒットを放つなど、早くもその存在感を発揮し、注目を集めている。
【映像】パンチ力がエグい!ホームランを叩き込んだ瞬間
この試合、1番・三塁でスタメン出場した廣岡は、初回に迎えた第1打席で、“チーム・ロン毛”として活躍中の西武先発・髙橋光成に対し、3球でカウント1-2と追い込まれるも、そこから粘り、6球目にはやや泳がされながらもしっかりと叩いてレフトへのツーベースで出塁。その後、森友哉の2ランで、先制のホームを踏んだ。
また、廣岡はこの試合の9回裏、守備の方でもファンを沸かせた。3-0、オリックス3点のリードであったものの、西武は、代わったオリックス2番手・ワゲスパックを攻め、2死ながらも二、三塁の場面に。ここで西武の5番・源田壮亮は、フルカウントからの6球目、外角高めのチェンジアップを見逃さず、三塁線へと弾き返したが、これを廣岡はジャンプ一番スーパーキャッチ。 抜けていれば長打コースとなり、最低でも走者が2人還って1点差となった上で、なおも源田を同点の走者として残すという場面であっただけに、チームの勝利という意味では、なんとも大きなプレーとなった。
なお廣岡は、翌28日の試合でも大活躍。この日は9番・センターで出場すると、5回表に巡ってきた第2打席では、今季から先発に転向して好投を続け、順調に勝ち星を積み重ねている平良海馬が投じた初球、真ん中やや高め150km/hのストレートを思い切りよく弾き返し、レフトスタンドに突き刺さる先制2ランに。パワーピッチタイプの投手相手でも力負けしない打力を披露することとなった。
巨人から移籍早々、早くも攻守で活躍を見せ、存在感を見せつつある廣岡について、野球解説者のG.G.佐藤氏は、6月2日放送のABEMA『バズ!パ・リーグ』に出演した際に、「オリックスは打てる内野手、そして右バッターというところがウイークポイントでしたからね。いいトレードしましたよね。」と、その活躍はもとより、トレードそのものについても称賛しつつ、「この長打力は間違いなく魅力ですよね。どれだけパ・リーグのピッチャー相手に打つのか楽しみですよね。」と、さらなる期待を寄せる形でコメント。
また、ネット上の野球ファンからは「この活躍は救世主すぎる」「来てくれてありがとう廣岡!!」「もうトレードの元取ったわ」「巨人ファンとしても廣岡がこうやって活躍してくれるのが嬉しい」「廣岡が加入後に京セラD大阪で撮った歓迎の集合写真見たら感動したわ」「移籍数日で全オリファンの心を掴んだ男」といった様々な反響が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)