5月30日にベルーナドームで行われたセ・パ交流戦、埼玉西武ライオンズ対阪神タイガースの一戦で、阪神の1番・近本光司が披露した驚異の俊足ぶりが、ネット上の野球ファンの間で話題となっている。
【映像】阪神・近本、激レアプレー「2者連続三塁打」の口火を切る一撃
この試合の1回表・阪神の攻撃で、先頭打者として打席に入った近本は、西武先発・與座海人の投じた初球、内角のストレートを狙い済ました様子でフルスイング。打球はライトスタンド目掛けて高速で伸び続け、フェンスダイレクトとなる三塁打となったが、この際、近本は早い打球であったにもかかわらず、悠々三塁へ。西武外野陣がクッションボールの処理にややもたついた感はあったものの、デビューイヤーの2019年に36盗塁で盗塁王、翌2020年にも31盗塁で二年連続盗塁王に輝いた実績を誇る自慢の足をパ・リーグファンにも印象づけることとなった。近本にとってこの一打は、今季7本目の三塁打となり、セ・リーグの打者の中では単独トップ。2019年にもシーズン7本で最多三塁打をマークしているが、今季はその数に早くも並んだ形だ。
近本がこれほどまでに三塁打を量産する要因は、打力に加え、その俊足ぶりが大きいが、実際にどれぐらいの速度で三塁まで到達するのかといえば、今ひとつピンと来ないところ。実は、ABCテレビの公式YouTubeチャンネル『虎バン 阪神タイガース応援チャンネル』が5月31日付けで投稿した『【はやっ!!】3塁打リーグトップ!近本光司の3塁到達タイムを計測してみたら…』という動画(https://www.youtube.com/watch?v=QodSCfmnvF4)によると、近本が三塁打を放った際の動画を元に計測すると、なんと11秒18~11秒76という驚異的なスピードであることが判明。同様に、冒頭でご紹介した西武戦での三塁打についても、動画を元に計測すると、およそ11.5~6程度となっていることがわかる。このことから、グラウンドのコンディションや、プレーの状況にもよるが、概ね近本は「11秒台で三塁まで到達できる」といえそうだ。
相手チームからすると非常に厄介な、そして味方からすれば頼もしい近本の俊足ぶりに、ネット上の野球ファンからは「近本が万能だよなあ」「味方で良かったの一言に尽きる」「走塁意識が高い」「チカナカコンビにはあと10年は頑張って欲しい」「近本も中野もサードにおる陽川に早く会いたかったんやな」といった様々な反響が寄せられている。



















