“踊るように”ダウンの46秒KOに衝撃! テンプル“ひと擦り”での劇的ラストに「ナゼ?」「バケモンw」驚きと困惑の声
【映像】“踊るように”ダウンの秒殺KO

 テンプルを“ひと擦り”で欧州の強豪が踊るように痙攣ダウン。注目カードのあまりにも早すぎる秒殺劇にファンからは「ナゼ?」「バケモンw」「強すぎ」など驚きと困惑の声が相次いだ。

【映像】“踊るように”ダウンの秒殺KO

 6月10日にタイ・バンコクで開催されたONE Championship「ONE Fight Night 11」。レギン・アーセル(スリナム) が ドミトリー・メンシコフ(ロシア)を1ラウンド、左フックで沈めKO勝利。GLORYで連勝中の刺客をわずか46秒で退け、ONEライト級ムエタイ王座を防衛した。

 7年間無敗記録を更新中のアーセルは、ONE参戦後も5連勝で気がつけばムエタイとキックのライト級2冠王者。ABEMAのゲスト解説・志朗は「(アーセルは)手足が長い。ディフェンス力があまり無いのに何故か倒れない珍しいタイプの選手」と評する。

一方、挑戦者のメンシコフは欧州のトップ団体「GLORY」で活躍し11連勝中でKOを重ねてきた。ONE初登場で即タイトルショットのVIP待遇からわかるとおり、アーセル狩りの刺客である。

 試合序盤、メンシコフが速いジャブと鋭いローを連発し強さの片鱗を見せると、アーセルも左ストレートから高速の右フックで返す。序盤30秒の攻防を見た志朗はメンシコフについて「オープンフィンガーグローブの試合なのでディフェンス面が課題」と口にした。と、次の瞬間、アーセルが振り抜いた左フックがテンプルを捉えメンシコフがダウン。

 すぐに立ち上がろうとするメンシコフだが、足は痙攣し思うように動かない。立ち上がるが目の焦点も合わない状態。そんなメンシコフを見たレフェリーは試合続行不可能と判断し、試合をストップした。

 試合時間わずか46秒。下馬評が高かったメンシコフを瞬殺したアーセルに、解説の大沢ケンジも「誰だコイツを倒すのは!もう少し(試合を)観たかった…」と本音を覗かせる。一方の志朗は「普通のグローブなら防げたが、オープンフィンガーグローブは半分くらいのサイズなので隙間からパンチが入ってくる」とメンシコフのオープンフィンガーの対応不足を指摘した。

 リプレー映像では、アゴへのパンチを警戒したメンシコフに対し、アーセルがテンプルを擦るようにピンポイントで拳を叩き込むシーンが。驚きの秒殺劇にファンからは「ナゼ?」「バケモンw」「強すぎ」「擦るくらいの方が脳が揺れるんだろう」と戸惑いと納得の声が聞かれたが、さらに数十秒試合を見ただけでメンシコフのオープンフィンガー対策の穴を的中させた志朗に「さすがだ、指摘どおりになった」といった声も。アーセルはこれで22連勝、2641日負けなしの驚異的なレコードをさらに更新、ONEムエタイ王座2度目の防衛に成功した。

【映像】“踊るように”ダウンの秒殺KO
【映像】“踊るように”ダウンの秒殺KO
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