アニメ「幼女戦記」は、カルロ・ゼン氏著の小説を原作とする作品です。原作小説は小説投稿サイト「Arcadia」にて連載していたものを、著者による改稿を経て2013年から刊行。東條チカ氏によるコミカライズは「月刊コンプエース」(KADOKAWA)にて2016年から連載されています。
アニメは2017年1月から3月に第1期が放送され、2019年には劇場版も公開されました。メディアミックス展開が進んでいる「幼女戦記」の、アニメ第2期の放送を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、アニメ「幼女戦記」の第2期放送時期の予想や、第1期で原作のどこまでが描かれたのかなどを解説します。
目次
- アニメ「幼女戦記」とは
- アニメ「幼女戦記」2期はいつ放送?2023年中の放送はある?
- アニメ「幼女戦記」2期はどこで見られる?
- 第1期は原作のどこまでアニメ化された?
- 第2期は原作の何巻から何巻のストーリーになる?
- アニメ「幼女戦記」2期のまとめ
アニメ「幼女戦記」とは
物語の舞台は、20世紀初頭のヨーロッパをイメージさせる“帝国”です。主人公は帝国軍に所属する金髪碧眼の幼女、ターニャ・デグレチャフ。ターニャは魔導と戦術の天才ですが、実は21世紀でエリートサラリーマンだった男性が転生した存在でした。
創造主を名乗る存在Xが主人公に転生をうながした目的は、徹底的な合理主義で神を信じない主人公に信仰心をもたせることでした。そのため、転生後もターニャの戦闘に何度も介入してきます。一方、ターニャとなった主人公は、前世の記憶と能力を活かして後方で安全な軍人生活を送ることを望んでいました。ところが、高い能力が災いして何度も最前線に投入されることに。ターニャは、戦争を終結させるために、周辺諸国を相手に目覚ましい戦績を挙げますが、そのせいでかえって過酷な戦争に巻き込まれていきます。
アニメ「幼女戦記」は、転生した合理主義者であるターニャと存在Xの確執や、ハードな戦争の描写、さらに多国間で展開する目まぐるしい戦略から目が離せない作品です。冷酷なほどの合理主義でありながら、憎めない一面を持つターニャの活躍も見逃せません。
アニメ「幼女戦記」2期はいつ放送?2023年中の放送はある?
2021年6月19日、ABEMA(アベマ)にて特番「『幼女戦記』生還記念座談会〜激闘を振り返って〜」が配信されました。ターニャ役を演じる声優の悠木碧(ゆうき あおい)さん、部下のヴィーシャ役を演じた早見沙織(はやみ さおり)さんとともに、アニメ「幼女戦記」1期の振り返りなどが行われました。この番組で、アニメ「幼女戦記」第2期の制作も発表されました。
2023年6月現在、第2期の放送時期はまだ明らかになっていません。2023年中の放送があるかどうかも未定です。2023年内の放送があるとすれば、10月放送開始の秋新番になるでしょう。第2期の公式サイトはすでに用意されていて「TVアニメ第2期制作進攻中」と記載されています。
アニメ「幼女戦記」2期はどこで見られる?
2期の放送局や、ネット配信の有無については現在明らかになっていません。アニメ「幼女戦記」第1期は、AT-X、TOKYO MX、KBS京都、サンテレビ、テレビ愛知、BS11で放送されたほか、インターネットではテレビ放送と同時期にABEMAなどで配信されました。そのため第2期も、同じような放送局、動画配信サービスで視聴できる可能性が高いと予想されます。
なお第1期は現在も、ABEMAやNetflix(ネットフリックス)、dアニメストアなどの動画配信サービスで視聴可能です。またネトフリなど、劇場版を見られる定額制配信サービスもあります。
第1期は原作のどこまでアニメ化された?
第1期は、原作小説の3巻第伍章までがアニメ化されました。アニメでは、ターニャが「ラインの悪魔」の異名をとるきっかけとなったライン戦線の戦いから始まります。
日本でエリートサラリーマンだった主人公は“帝国”に転生し、ターニャ・デグレチャフとして士官学校へ入学。実地訓練中に巻き込まれた戦いで活躍し、高い評価を受けました。さらに士官大学では魔導大隊設立の案を出したことで、新しく設立された「第二〇三航空魔導大隊」の指揮官に抜擢されます。ターニャ率いる「第二〇三航空魔導大隊」は、破竹の勢いで共和国軍と協商連合軍を退け、共和国司令部を壊滅させたところまでが描かれました。
原作小説では、転生前の主人公が21世紀の日本でサラリーマンとして働くところから始まっていますが、アニメではライン戦線の戦場から始まります。そして、転生シーンは第2話の冒頭で描かれるなど、順序を入れ替えた構成になっています。
映画「幼女戦記」はアニメ1期の続き?
2019年2月に公開された劇場版「幼女戦記」では、アニメ第1期の続き、原作小説3巻の第陸章から、小説4巻終盤までの内容が描かれました。
共和国残党を南方で殲滅したターニャ率いる「第二〇三航空魔導大隊」ですが、帝国に戻るとすぐに東方へ派遣されます。映画では、東方で展開される連邦との激しい戦いが描かれました。第1期で登場した協商連合軍の魔導師アンソン・スーの娘、メアリーとターニャの確執と激闘が見どころで、とくに終盤の戦闘シーンは圧巻です。
第2期は原作の何巻から何巻のストーリーになる?
アニメ第2期は、第1期と劇場版の続きとなる原作小説の5巻から始まると予想されます。
原作5巻では、ターニャは「第二〇三航空魔導大隊」をベースに組織された「サラマンダー戦闘団」の指揮官となり、さらにスケールの大きな戦闘が展開されます。アニメ第2期では、連邦の激しい攻撃や東部の冬の寒さなど、次々と襲う試練にターニャたちがどのように立ち向かうのか注目です。
アニメ「幼女戦記」2期のまとめ
アニメ「幼女戦記」の第2期制作が発表されてから、まもなく2年。放送時期はまだ明らかになっておらず、2023年内の放送があるとすれば、10月放送開始になるでしょう。公式サイトには制作中と記載されているだけに、期待は高まります。
第1期の放送からは6年の間隔が空き、さらに各国の戦略が入り組んだ複雑なストーリーだけに、動画配信サービスなどで第1期をおさらいしておくのもおすすめです。
(C) カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/幼女戦記2製作委員会