6月9日に京セラドーム大阪で行われたオリックス・バファローズ対横浜DeNAベイスターズの一戦で、横浜の助っ人・バウアーが、オリックス打線相手に9つの三振を奪う圧巻の投球を披露。マウンド上で見せた迫力満点の“雄叫び”姿も含め、野球ファンの間で話題となっている。
【映像】大暴れ!“問題児”バウアーがバッターに襲い掛かる瞬間
この日のバウアーは、開幕から無敗で5勝を挙げていたオリックスの怪童・山下舜平大との投げ合いとなったが、初回からバウアーはエンジン全開。1番・廣岡大志をいきなり空振り三振に切ってとり、幸先の良いスタートを切ると、最速159km/hのストレートと、 カットボールたスライダーといったキレの良い変化球を織り交ぜながら、オリックス打線を翻弄。サイ・ヤング賞投手としての格の違いを見せ付けることとなった。
こうしたバウアーの投球について、野球解説者の里崎智也氏は、6月16日放送の『バズ!パ・リーグ!』(ABEMA)の中で、「高めのストレートがやっぱり威力を発揮したら、低めのナックルカーブとかも効いてくるんで。これはもうストレート次第ですよね。」「(ストレートが)走らなかったら、それはもう一直線でスタンドまで行くんで。被本塁打も多くなってるんでね。すべては高めのストレート次第かなというところはありますよね。」と、ストレートがバウアーの生命線であるとした上で、「序盤に比べるといい感じになってきましたよね。」と、大炎上が連続した5月中旬とは違い、調子自体が上向いていると指摘した。
なお、こうしたバウアーの“本領発揮”ともいえる好投について、ネット上の野球ファンからは「この日は序盤にかなりストレスを感じる場面がいくつもあった中で、立て直して試合を作ったのは素晴らしいと思う 単なる球速や変化球の質など以上に、そこで崩れなかったメンタルが本当にすごい」「意識して低めに投げるようになったのと、高めの速球をボールゾーンに投げるようにしたことで効果的に使えるようになったね 相手の対策を分析してその上をいく流石のサイヤング投手」「日本の野球に適応してきてるバウアー強い 勉強家で失敗してもそれをすぐに修正して次の試合の中で結果として出せるの凄すぎる」「頂点を取ったのに、日本の野球に適合する為に常に考えて修正して投げてるの最高。」「4四球出しつつ、7回を100球9奪三振は控えめにいって神」といった様々な反響が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)