24日、町田ゼルビアはアウェイで水戸ホーリーホックと対戦し、1－1で引き分けた。J2で首位を独走する町田は、直近5試合で3連勝を含む無敗と絶好調。勝ち点を「47」に伸ばし、2位の大分トリニータも引き分けたため、依然として勝ち点差「6」をキープしている。
ケーズデンキスタジアム水戸で行われた一戦で、先制したのはアウェイの町田だった。
47分、シュートをキャッチしたGKポープ・ウィリアムがすぐにパントキックで前線にロングボールを送る。これに対して、水戸のMF前田椋介とGK春名竜聖の両選手の対応が中途半端だったこともあって、町田のFWエリキがボールをキープすることに成功。最後は追走するGKを振り切って無人のゴールに流し込んだ。ブラジル人FWは今季の得点数を11に伸ばした。
エースの一撃で先制した町田だが、65分に水戸のFW梅田魁人の強烈なダイレクトボレーが決まって試合は振り出しに。その後は両チームともに決定機を欠き、1－1で試合終了となった。
試合終了後、町田の黒田剛監督は「後半の立ち上がりに点数が取れたことはよかった」とエリキの先制点を評価。「ホープからしっかりとフィードをするところ、エリキに合わせることは意識してやっていた。エリキもそこを狙って、スピードを活かしてゴールを奪えたところはすごくよかったと思う」と、狙いを持った攻撃が結果に結びついたことを高く評価した。
一方で「相手の素晴らしいゴールもあったなかで、我々の不運がいくつかあった」と37分にゴールが取り消された場面についても言及した。「相手の選手が明らかに蹴ったボールを我々が蹴り込んだだけ。完全にオフサイドではなかった。そういった誤審、誤審というか間違ったところを見切れなかったところもあった」と、審判団のジャッジに対して不満を述べている。
最後に「これからはさらに相手も研究してくるでしょうし、いろいろ対策を講じてくると思う。そのなかでどう仕掛けていくかを含めて、もう一回スタッフみんなで話し合いながら、こちらも対策を講じていきたい」と次節以降に向けての意気込みを語った。
7月1日の第23節は、ホームに大宮アルディージャを迎える。町田は大宮戦を得意としており、直近8試合で無敗。さらに直近5試合に限定すると4勝1分と圧倒しており、7試合連続で完封中と、かなりの好相性の相手と言える。次節は“必勝”の試合となりそうだ。
（ABEMA／ゼルつく）
