“いわく付き”だった潜水艇「タイタン」 元潜水艦隊司令官が構造に指摘「水圧の恐ろしさを知らない人が設計したとしか思えない」 ABEMA的ニュースショー 2023/06/28 14:15 拡大する 沈没したタイタニック号を目指して運航された潜水艇「タイタン」の事故により、5人の生存が絶望視されている。アメリカ沿岸警備隊は、深海で発見された残骸が、タイタンの耐圧室の一部との認識を示した。【映像】「爆縮」実験で容器が一瞬で潰れる様子 タイタンは、水深3800メートルまで潜る予定だった。しかし潜水開始から1時間45分後に消息を絶ち、数時間後に2740メートルで「壊滅的な爆縮」が起きたという。 爆縮はどのような現象なのか。潜水艦と深海とのエキスパートである、元海上自衛隊・潜水艦隊司令官の矢野一樹氏によると、「我々は爆縮ではなく、圧壊と呼んでいる」といい、外圧に船殻(せんこく)が耐えられなくなって、押しつぶされてしまうことを意味するという。 続きを読む 関連記事