徳島県のJR高徳線・勝瑞(しょうずい)駅のトイレに「恥ずかしくて使えない」と苦情の声が上がっている。出入口が道路に面しており、扉やついたてなどの目隠しは設置されていない。男女兼用で、男性用小便器と和式便器が各3台設置されているが、通行人からは「丸見え」状態となっている。
徳島在住のお笑い芸人・みっとしーが駅利用者に話を聞くと、「ちょっと抵抗ある」「人が多い時には使いたくない」「使いたくても我慢している」などと口をそろえる。近くの喫茶店には、トイレを借りる客が頻繁に来るという。
JR四国によると、トイレは駅舎が建設された1957年から、おおむね現在の構造になっているそうだ。
トイレ研究家の白倉正子氏は、トイレは「お金を生み出さない空間」だと指摘する。日本の場合、無料で使えるトイレが多いため、基本的には維持管理費を集金できない。
「『だったら、この程度でいいや』と、(建設)当時の方は考えていたと思う。恥ずかしさに対しても意識していなかったのでは」(白倉氏)
JR四国は取材に対して、「当面は改修する計画はありません。プライバシーへの配慮の面から、内部が見えないよう『のれん』による目隠し対策を行う予定です」と回答している。(『ABEMA的ニュースショー』より)
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