6月30日にABEMAで放送された野球番組『バズ!パ・リーグ』に、昨季までの6シーズン、埼玉西武ライオンズで監督をつとめた辻発彦氏が出演。新庄剛志監督率いる北海道日本ハムについて言及した。
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この日、番組では“4番候補”として新庄監督が期待を寄せる万波中正、清宮幸太郎、野村佑希の3選手が大活躍した6月23日の千葉ロッテマリーンズ戦(ZOZOマリンスタジアム)などの模様を振り返る形で、4番争いが激化していることを紹介したが、その際に辻氏は、「いい意味でこの3人が4番を奪い合うというか、チーム内で競争意識を持ってやればね、本当に面白い3人ですよね。」と、それぞれが切磋琢磨しあいながら、4番の座を狙うという、現在のチーム状況について称賛。
その流れで辻氏は、番組司会の辻歩アナウンサーから、後半戦の日本ハムについて、展望などを訊ねられると、「本当に台風の目ですよ。」と、混戦の様相を呈しているパ・リーグの中では、日本ハムがその“台風の目”となり得ると断言。その理由として辻氏は、「このチームは、最近、投手力が非常に安定していますよね。そして、試合を必ず作る。大敗しない。そういう意味で粘りが出ますし、粘っていれば、追いついて逆転できるという、選手たちの中で、少しずつこういうふうに戦えばという意識が、ホント、芽生えていると思いますよ。」とコメント。既に6勝を挙げている上沢直之&鈴木健矢、それに迫る5勝の加藤貴之&北山亘基、4勝の伊藤大海といった先発陣に加え、守護神として定着した新戦力・田中正義、そこへと繋ぐベテラン・宮西尚生といった投手陣の充実ぶりはもちろんのこと、「勝ち方」という意味で、個々の選手だけではなく、チーム全体としても共通の意識が芽生え、日々、目覚しい成長を遂げているという点を挙げることとなった。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)