ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が今年打撃が好調な理由を元メジャーリーガーの川﨑宗則氏が語った。
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川﨑氏は「そもそもなんで今年の大谷選手はこんなにもより、打っている?」という質問に対して、日向坂46・影山優佳をバッターに見立てて実戦形式で説明することに。
「今年の大谷選手の僕が見るキーポイントは“目の使い方”」と切り出した川﨑氏は、今シーズンの大谷選手について「両目づかいなんです」と指摘。
影山には片目を隠してもらい、川﨑氏が手を振って立てていた指の数を当てるクイズを実施。影山は1本の指は当てることができたが、3本立てた指については当てることができなかった。続いて両目を開けた状態で同じクイズをすると、スムーズに当てることができた。
これを踏まえて川﨑氏は「やっぱり両目のほうがちゃんと見えるんです。片目だと1でも3でもなんとなく見えますが『4か3』というのは難しくて見えない。でも両目だと見える。今年それを大谷選手がバッターボックスで実践しているんです」とコメント。
通常バッターボックスに立つと、ボールを片目で見るフォームになりがちだとして「それを今年の大谷選手は両目で構えて振っているんです。首をしっかり正面を向いて」と、バッティングフォームに変化があると解説した。
大谷が両目で見るように意識したタイミングについて川﨑氏は「去年、おととしぐらいだと思います」と予想して「このしっかりと見たなかで、ピッチャーから(球が)離れたところをしっかりととらえて打って見極めることができている。見るだけじゃない、バッティングは見極めないといけない。これができているので今年、好調です。だから振る以前の問題なんです」と熱弁を振るった。
「これをやられているバッターはほかにいる?」という質問に、川﨑氏は松井秀喜氏とイチロー氏の名前を挙げて、打席に入った際のルーティンに見えているような動作にも意味があると解説。
「いいバッターほど両目で見る傾向があるんです」として「これを大谷選手は自分で実践して、意識して今年はやっているのが非常に好調の原因だと思います」と語った。
写真:AP/アフロ