<大相撲七月場所>◇二日目◇10日◇名古屋・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
横綱・照ノ富士(伊勢ヶ濱)が前頭筆頭・錦木(伊勢ノ海)に掬い投げで敗れ、二日目にして早くも土がつく展開となった。ファンからは「こりゃびっくり」「凄いものを見た」と驚きの声が続出し、館内には座布団が舞った。
結びの一番で思わぬ番狂わせが起きた。立ち合い正面から当たった2場所連続9度目の優勝を狙う照ノ富士は、右をおっつけて抱え込むように相手の両腕をつかんだが、極めきれずに前に出たところ、錦木にバランスを崩され掬い投げを決められた。錦木の大金星に館内は騒然となり、客席からは大きな拍手が沸き起こるとともに座布団も飛び交った。錦木は2連勝となった。
照ノ富士が敗れた一番に、ABEMAで実況席に座った高橋大輔アナウンサーは「2日目横綱に土! 座布団が舞うドルフィンズアリーナ…!」と即座に反応。その後、解説を務めた元小結・松鳳山は「立ち合いの時は(錦木は)厳しいかなと思ったんですけど、我慢して左をねじ込んで、タイミングよく決まりましたね」と説明。続けて「(照ノ富士は)あのまま攻めて最後は小手投げで決めたいという感じがあったと思うんですよね。けれど最後、横綱が前に出てきてくれたからこそ、錦木はタイミングよく掬い投げを決めることができた」と話した。館内には「座布団はお投げにならないでください」というアナウンスも響いていた。
錦木が金星を挙げる展開に、ABEMAの視聴者からも「こりゃびっくり」「凄いものを見た」「でかい横綱をぶん投げる力よ」と驚きの声が続出。会場に座布団が飛び交うと「座布団の舞」「座布団投げんな」といったコメントも相次いでいた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)