<大相撲七月場所>◇四日目◇12日◇名古屋・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
前頭四枚目・宇良(木瀬)が前頭三枚目・明生(立浪)を素早い動きで翻弄し、押し出しで下して2勝目を挙げた。敗れた明生は呆然とした表情を浮かべ、解説者も「撹乱されたのが悔しいですね」と心情を代弁した。
立ち合い低い姿勢で下から当たった宇良。踏み込んでくる明生に対し、宇良は素早く土俵を回り込んでめまぐるしい動きで相手を撹乱。最後は明生が引いてしまい、すかさず前に出た宇良が押し出しを決めて2勝目を挙げた。明生は敗れた際、呆然としたような表情を浮かべて立ち尽くし、天を見上げていた。明生は2敗目。
取組を受けて、ABEMAで解説を務めた元小結・旭道山は「宇良さんの相撲、変わりましたね」と指摘。「逃さない、下がらない、前に出る。でも頭を一生懸命につける」と宇良を称賛すると、「明生さんも、回り方というか動き方、撹乱されたのが悔しいですね」と敗れた明生の心情を代弁した。
宇良のめまぐるしい動きに、ファンからも「すごいな」「素晴らしい」「宇良ちゃん良かった!」と称賛の声が寄せられたほか、敗れた明生の切ない表情に「この顔である」といったコメントも寄せられた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)