毎年のように起こっている異常気象。日本はもちろん、アメリカやヨーロッパなど世界各地で見受けられる。猛暑に豪雨、今地球で何が起きているのだろうか。
10日、九州地方では梅雨前線が活発化し線状降水帯が発生。滝のような大雨が降り、断続的に雷も鳴っていた。福岡と大分には「大雨特別警報」が発令され、河川の氾濫や土砂災害が起きた。
一方、関東各地でも猛烈な暑さが続いている。12日に気温39.1度を観測した東京・八王子が今年の全国の最高気温を更新。都心でも今年初めて37度を超えた。
異常気象による被害は世界でも…。イタリア北部では、集中的な豪雨による洪水で開催予定だったF1グランプリが中止となった。ほかにも、午後6時を過ぎても気温が38度を観測するなどの気温上昇が続くスペインで、世界シェア1位のオリーブが通常通りに収穫できなかったり質が落ちるなどの影響がでている。これにより、オリーブオイルの値段は最高値を更新し続けている。
また、カナダ・アメリカでも暑さの影響で深刻な被害が出ている。
気温上昇や異常乾燥により、森林火災が例年の10倍を超える面積で発生したカナダ。制御不可能な状態に陥る火災もあるといい、その煙が国境を越えて約1000キロ離れたアメリカ北東部で深刻な大気汚染をもたらしている。
世界気象機関によると、7日の地球の平均気温は17.24度となり、2016年8月に記録した最高記録16.94度を更新したという。（『ABEMAヒルズ』より）
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