<大相撲七月場所>◇六日目◇14日◇名古屋・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
幕下二十八枚目・北天海(尾上)と幕下二十八枚目・北大地(立浪)の一番で、まわしが解けそうになるハプニングが発生。館内はざわめき、ファンも「うわうわ」「しっかり締めて」とヒヤヒヤする場面で行司が大活躍する一幕があった。
立ち合い直後から左四つに組んだ両者。土俵中央で組み合ったままこう着状態となり、行司の「はっけよーい!」「のこった、のこった!」という掛け声が響き続けた。なんども引きつけ合うが攻め切れず、館内からは拍手も沸き起こった。
そうしたなか、開始から3分が経過した頃、北大地のまわしが解けそうになる事態に。客席からはざわめきが沸き起こった。このハプニングに行司はすかさず“まわし待った”をかけて両力士に駆け寄り、まわしを締め直すと、背中をペチンと叩いて取組を再開。そこからさらに1分近くも勝負は続き、最後は力を振り絞った北大地が一気に寄り切って勝ち星を挙げた。北大地は3勝目。北天海は1敗目を喫した。
まわしが解けそうになる珍事に、視聴者から「うわうわ」「しっかり締めて」とコメントが寄せられたほか、行司がすぐに“待った”をかけると「行司も頑張った」「優しい」と称賛の声も続出。また約4分の大一番に「いや~、長かった!」「いい相撲だった」「おもしれー」と手に汗握るファンも相次いでいた。(ABEMA『大相撲チャンネル』)