7月8日にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ対千葉ロッテマリーンズの一戦で、7月3日に読売ジャイアンツから移籍し、いきなり移籍後初となるタイムリーヒットを放ったロッテ・石川慎吾について、ロッテでのプレー経験があり、石川にとっては“大先輩”にあたるともいえる野球解説者のG.G.佐藤氏が言及した。

【映像】勝負強い打撃で“左殺し”する瞬間

2-2と、両チームとも一歩も譲らずに迎えた終盤の7回、ロッテは日本ハムのベテラン・宮西尚生を攻め、2死ながらも一、三塁と勝ち越しのチャンスに。ここでサウスポーに強い“左殺し”として知られ、勝負強さもある石川が代打として送られることに。プレッシャーのかかるこの場面で石川は、見事、宮西から内角の難しい球をセンター右へと運ぶタイムリーを放ち、ロッテは1点を勝ち越し。石川にとっても移籍後初となる打点が記録されることとなったが、終わってみればこの1点が勝負を決めることとなり、石川は移籍後早々、チームを勝利に導く大仕事をやってのけた格好となった。

7月14日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、改めてこの一打を振り返るとともに、移籍後、主に代打として結果を出している石川について紹介することとなったが、番組に出演したG.G.佐藤氏は、「結果も出てますし。今シーズン、巨人在籍時にイースタンの方で打っていましから状態はいいと思うんですよね。」と、巨人からの移籍直前にあたる7月2日時点で、石川はイースタン・リーグの試合に47試合に出場、打率.358、4本塁打と好調をキープしていた点について指摘しつつ、「左ピッチャーに強いというのを持ってますから、まさにそれが出たバッティングでしたね。いい場面で打ってくれましたよね。」と、ここぞという場面で、石川ならではの持ち味が発揮されたと称賛。「ロッテにはいないタイプの選手なんでね、またこれでね、盛り上げてもらって、一気に行って欲しいです。」と、今後のさらなる活躍に期待を寄せる形でコメントした。