7月6日に東京ドーム行われた千葉ロッテマリーンズ対埼玉西武ライオンズの一戦で、鮮烈な同点弾を放ったロッテ・ポランコの貫禄タップリの“確信歩き”と、クールで豪快なバット投げが野球ファンの間で話題となっている。
【映像】驚愕パワー!打った瞬間に弾丸ライナーで入った瞬間
ロッテ2点のビハインドで迎えたこの試合の8回裏・ロッテの攻撃、この回先頭の3番・中村奨吾がセンター前に弾き返して無死一塁とすると、一発が出れば同点というチャンスで打席に立ったのは、読売ジャイアンツに所属した昨季、24本塁打のうち、本拠地であるこの東京ドームで13本塁打を放っていた“東京ドームに強い男”ポランコ。
おのずとロッテファンが詰め掛けた一塁側スタンドのボルテージも最高潮という場面となったが、その大一番でポランコは、この回から登板した西武4番手・森脇亮介がカウント1-0から投じたやや外寄り低めのフォークを豪快に強振。すると打球は快音を残してライトスタンド目掛けて高速で滑空する弾丸ライナーに。そのままスタンド中段へと突き刺さる起死回生の同点弾となった。また、その際に披露することとなった貫禄タップリの“確信歩き”と、なんともクールで豪快なバット投げも、ファンを大いに喜ばせることに。ネット上の野球ファンからは「打率は低くともここぞという時に打ってくれるの本当に最高」「なんだかんだ去年より打ちそう どんどん状態上がってきてマジで頼りになる!!」「ここぞでの一発、ポランコ選手の集中力が素晴らしいなぁ。」「華のある助っ人」「人柄がいいだけに活躍してくれるとマジで嬉しい!」「会場の空気が「もうお前しかいない!」って周りも感じて祈ってたけど本当に実行してくれたのが漫画みたいに出来過ぎで最高でした」「確信歩きからのバットフリップカッコ良すぎる」「ポランコ、ホームラン打つとスタンド指差すのかっこいい」といった様々な反響が寄せられることとなった。
前述の通り、昨季のポランコは、全24本塁打中、実に13本を東京ドームで放ち、長打率も.483をマークしているが、7月に限っていえば、調子を落とし、18試合で.185と振るわなかった。今季も、7月はここまでの10試合で打率.195と、やや苦戦していることから、夏場に弱いと見る向きもあるが、そうした“魔の7月説”を振り払う上で、この試合で見せた豪快な一打は、大きな意味を持つといえそうだ。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)