「左ストレートが伸びてますね」と魔裟斗がつぶやいた直後に技ありカウンターが炸裂。あまりにも呆気ないKO劇に倒れた相手も「何が起きた?」とキョトン顔。最後まで状況がつかめない様子を受け、魔裟斗が「何が起こったかわかってない」と続けた。
7月17日に両国国技館で開催された「AZABU PRESENTS K-1 WORLD GP 2023」。鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス)とデンサヤーム・ウィラサクレック(タイ)の対戦は1ラウンド、鈴木が左ストレート1発でデンサヤームを衝撃KO。コツンと当てただけで相手の動きを止めた技ありのパンチにゲスト解説の魔裟斗も「上手いなあ!」と思わず感嘆した。
序盤デンサヤームの硬いパンチやカーフ攻撃に鈴木が苦労する場面も見られた。ABEMAのゲスト解説・魔裟斗もその空気を察したか「一発一発、思いっきり振ってきますね。ローキックを貰ったときに鈴木が”痛い”という顔に見えた」と一瞬、体勢を崩したシーンについて言及。一方で魔裟斗が「(今日の)鈴木の左ストレートはいいですね。結構伸びてくるので…」とコメントしたその直後だった。
ロープ際に押し込まれたデンサヤームが前に出た動きに合わせるように、鈴木のカウンターの左ストレートが炸裂。予想的中にABEMA実況も「伸びる左のストレート、その通りでしたね…」と興奮気味に話すとファンからも「凄い!予想が当たった」「予言どおりだ」「完璧なカウンター」と驚きの声が寄せられた。
スロー映像を確認した魔裟斗は「上手いなあ! 小さくコツンと当てたパンチですよ。強く打ったんじゃない、上手く合わせましたね」と鈴木の技ありの一撃を絶賛。倒れたデンサヤームも「何が起きた?」と状況が判らない表情。
そんな様子に、ゲストで女優の古畑星夏は「私も何が起こったかわかりませんでした。一瞬でした」と驚いた様子。余りにもあっけなく選手が倒れる姿に「優しめに倒しました?」と珍リアクションも飛び出したが、「優しいハズがない」とファンからツッコミが寄せられた。すかさず魔裟斗が「タイミングで打ちましたね(倒しました)」とフォローを入れた見事なカウンター決着だった。