<大相撲七月場所>◇九日目◇17日◇名古屋・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
前頭二枚目・正代(時津風)が、前頭三枚目・翠富士(伊勢ヶ濱)との約25秒の熱戦を制し、3勝目を挙げた。繰り広げられる攻防戦に館内は大きな歓声で包まれたが、正代は力を出し尽くしたのか、取組後に頭をフラフラさせる場面が。実況席は苦笑しつつ、「勝った後に少々フラフラ」と状況を伝えていた。
立ち合い頭であたっておっつける翠富士。正代は左を差すと強引に掬い投げたが、翠富士が凌いだ。そこからも激しい攻防戦が続いたが、最後は正代が寄り切り、3勝目を挙げた。翠富士は7敗目。館内の大歓声を受け、ABEMAで実況を務めた元NHK大相撲中継でお馴染みの藤井康生アナウンサーは「今日1番盛り上がった相撲かもしれません」と伝えていた。
正代の粘り強さが光った取組を受け、藤井アナが「珍しく意地でも負けないというような相撲を取りました」と話すと、同じく解説を務めた元関脇の豊ノ島は「途中ちょっと危ないところがありましたけど、よく我慢しましたね」コメントした。
また勝利後、正代が頭をフラフラさせた場面に対して、ABEMAの視聴者は「疲れた」「な、な、な、なんとか勝てたぁ〜〜」「正代フラフラ」という声を寄せたほか、「がんばった」「よくやりました」など労いのコメントも書き込んでいた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)