盗撮行為を取り締まる新しい法律、「撮影罪」が13日から施行された。現役の客室乗務員が被害の実態を語ってくれた。
「椅子に乗ってちょっと高い位置で荷物を入れていた。下半身側が映る感じで何枚か撮られてて、知らない間に撮られているんだなと驚いた」(被害にあった客室乗務員)
13日、盗撮行為を直接規制するための新たな法律「撮影罪」が施行された。撮影罪は、胸や下半身、下着などを盗撮するなどした場合、3年以下の拘禁刑、または300万円以下の罰金が科せられる。
これまで客室乗務員への盗撮行為は、各都道府県の迷惑防止条例で取り締まってきたものの、刑罰が軽いうえ、航空機内での盗撮は発生場所の特定が難しく摘発しにくい状況が続いていた。今回の施行により、発生場所にかかわらず全国一律で処罰が可能になった。
「航空業界として大変ありがたいと受け止めています。素直に盗撮の抑止につながると嬉しい」(ANA取締役執行役員・西嶋直子客室センター長)
『ABEMAヒルズ』の番組MCを務める柴田阿弥アナは、撮影罪について次のように評価する。
「私は本当に遅かったなと思う。学生時代にスカートの中を盗撮されたことがあった。明らかに人権侵害・性犯罪で、いま思い出しても嫌な気持ちになる。スマホの普及で盗撮はさらに多くなっている。いままで迷惑防止条例だったこともおかしい。トイレへの小型カメラの設置が問題になるなど、性犯罪は昔からあったにも関わらず、社会としてなくしていこうとする意識が低かったのではないか。施行されたことで被害がなくなるとは思わないが、法律ができたことで人の意識は絶対に変わる」
(『ABEMAヒルズ』より)
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