<大相撲七月場所>◇十二日目◇20日◇名古屋・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
優勝争いの単独トップに立っていた前頭筆頭・錦木(伊勢ノ海)が、新入幕の前頭十四枚目・湘南乃海(高田川)に小手投げで敗れて痛恨の2敗目を喫した。大関昇進がかかる関脇・豊昇龍(立浪)も前頭九枚目・北勝富士(八角)に押し出しで敗れて3敗目。上位陣が崩れる波乱の展開に、「本当にわからない」「明日荒れそう」とファンもざわついた。
横綱、大関(不戦勝)、3関脇を下す好調ぶりを発揮し、十一日目を終えて1敗と七月場所の“台風の目”となっていた錦木。十二日目は新入幕・湘南乃海の挑戦を受けたが、立ち合い左下手を取られると巻き変えようとしたところを小手投げで転がされ、2敗目となる黒星を喫した。湘南乃海は8勝目を挙げて今場所勝ち越しを決めた。
豊昇龍は平幕の北勝富士と2敗同士の対決。大関昇進目安の3場所33勝まで残り3勝と迫っていた豊昇龍だが、立ち合いやや左に回って頭をつける北勝富士が厳しい突きを展開、さばき切れず後退した豊昇龍はそのまま押し出されて土俵を割った。豊昇龍は3敗目。北勝富士は2敗を守って10勝目を挙げた。
さらに、豊昇龍と同じく大関昇進をかける関脇・大栄翔(追手風)は前頭七枚目・玉鷲(片男波)にはたき込みで敗れて4敗目。大関を目指す関脇・若元春(荒汐)もまた大関・霧島(陸奥)に寄り切られて4敗目を喫した。若元春はこれで残り全勝でも3場所33勝には届かず、大関昇進が厳しくなった。
好調の錦木と3関脇が総崩れとなる結果に、ファンからも「3関脇皆んな負けてしまった…」「3人負けるなんて」「明日荒れそう」「どうなるか、本当にわからないなー」と興奮気味のコメントが相次いだ。
なお、十二日目の全取組を終えて幕内の優勝争いは2敗で錦木と北勝富士がトップタイ。3敗で豊昇龍、さらに19歳の新入幕である“令和の怪物”こと前頭十七枚目・伯桜鵬(宮城野)が追いかける展開となった。(ABEMA『大相撲チャンネル』)
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