「世界水泳2023福岡」6日目が7月19日に行われ、女子10m高飛込では1位に陳芋汐、2位に全紅嬋と、中国勢が貫禄のワンツーフィニッシュを決めた。2人は女子10mシンクロ高飛込でペアを組んで金メダルという最強ペアでもあるが、個人種目でも他を大きく引き離しての金、銀メダルをゲット。中でも、2位になった全紅嬋は、4回目に審判全員が10点満点をつける最高峰の演技で、放送席にいた実況、解説も驚きの声を連発することになった。
【映像】レベル高すぎ!中国勢「矢のように突き刺さる」パーフェクトな飛込演技
飛込では、大会初日から全種目、金メダルを独占している中国は、まさに「飛込王国」。陳と全、シンクロでも金メダルを獲得した両者は、交互にハイレベルな演技を連発し、後続を大きく引き離していった。これには実況を務めたテレビ朝日の寺川俊平アナも「うわぁー!人の体でなし得る業なのか。恐ろしい演技を私たちは目撃しています」と、早くも大興奮。女子高飛び込みで北京・ロンドンオリンピック出場経験がある中川真依も解説ながら「ちょっと神がかってる。完璧な演技」と絶賛した。
ひと際会場が盛り上がったのは陳と全、2人とも同じ演技をした4回目。先に陳がほぼ満点という演技をすると、続く全もほとんど水しぶきがあがらない「ノースプラッシュ」の演技で、審判団は全員が10点をつけるパーフェクトを達成した。寺川アナのテンションも最高潮まで到達し「矢のように突き刺さりました。ずらり10が並びました!パーフェクト!」と絶叫。会場内の大型ビジョンに「10」が並んだ瞬間は、会場からも歓声とどよめきが起きていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)