<大相撲七月場所>◇千秋楽◇23日◇名古屋・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
十両筆頭・熱海富士(伊勢ヶ濱)が、十両八枚目・天空海(立浪)を上手投げで下した一番では、死力を尽くした天空海が取組後に息を切らしながら、しばし仰向けになってゴロン。視聴者からは「燃え尽きた」「ばったり天空海」といったコメントが寄せられた。
十両優勝決定戦をかけた取組の熱海富士。一方の天空海も勝ち越しをかけた絶対に負けられない戦いだった。気合の入った立ち合い。直後から組み合い、互いに譲らぬ攻防戦を繰り広げていたが、最後は熱海富士が見事な上手投げを決めた。負け越しが決まった瞬間、天空海はそのまま、土俵の上で仰向けとなり、悔しさのにじむ表情を浮かべた。
両力士の熱戦を受け、館内は大歓声に包まれた。コメント欄にも「盛り上げてくれた」といった声が寄せられた。なお、熱海富士はその後に行われた優勝決定戦で、十両九枚目・大奄美(追手風)を押し倒しで下した。熱海富士は今場所の番付が西十両筆頭のため、東京・両国国技館で行われる秋場所の再入幕が決定的となった。
(ABEMA/大相撲チャンネル)