1ラウンド、最初のパンチひと振りでの“10秒KO”に「最速じゃない?」「瞬殺すぎる」などファンに衝撃が走った。
7月22日に後楽園ホールで開催された「Krush.151」。松葉斗哉(昇龍會)と悠斗(HUNGRY GYM)の試合は、最初の攻防でのワンパン秒殺決着。悠斗が最初に放った左フックで松葉を衝撃のKO。ボクシングとキックで王者経験もあるベテランがK-1グループ初参戦で10秒ノックアウトの鮮烈デビューを飾った。
K-1甲子園2022 -55kg準優勝とK-1の育成カテゴリーからステップしてきた松葉と、元ボクシング日本ライトフライ級王者で、WMC日本ライトフライ級王者。プロボクシングとキックボクシングでともに王者経験のある悠斗のK-1デビュー戦。
試合は近年のKrushでも最速のファーストコンタクトでのKO劇となった。開始とともにローを蹴り合う両者。松葉のローに一瞬仰け反った悠斗だが、次の瞬間、左フックをひと振り。これがバチンという音とともにアゴを的確に捉えると、松葉は足が伸び切ったまま横から崩れ落ち、立ち上がることができずにゴングを聞いた。
試合時間はわずか10秒。最初のひと振りでの衝撃決着にファンも「最速じゃないか?」「瞬殺すぎる」「次はタイトル戦でいいだろ」と騒然となった。
スローリプレイでは、パンチが到達した瞬間に松葉の目が飛んでいることが確認できる衝撃KO。ABEMA解説の石川直生は「もう殴ったところで飛んでますね。身体を沈めての右フックが得意な選手、左フックでも強烈な一撃でしたね…」と絶賛した。
30歳、Krush初参戦で強烈なインパクト。10秒での衝撃KO勝利に悠斗は「早く終わらせたので言わせてください。K-1にフライ級をつくってください。僕みたいに身体は小さくても、人を感動させることはできると伝えたいと思います」と、今後の目標を堂々と語った。