サッカー顔負け“魂の”パワープレー! 残り20秒で水球日本のGKが敵陣へ 1点差接戦ゲームで“7人目のフィールドプレーヤー”が見せた執念に会場熱狂/世界水泳
【映像】ラスト20秒…執念のパワープレーに会場熱狂

 「世界水泳福岡2023」12日目が7月25日に行われ、水球日本男子が10位から12位を決める順位決定戦でオーストラリアと対戦。試合は15-16で惜しくも敗れたが、1点差を争う接戦に。最後はこの試合で好セーブ連発のGK棚村克行が敵ゴール前まで上がるサッカー顔負けのパワープレーで執念を見せ、会場も大きく盛り上がった。

【映像】ラスト20秒…執念のパワープレーに会場熱狂

 ゲームは第1クオーターから接戦の展開。序盤から日本の守護神、GK棚村の好プレーが光った。第2クオーター終了間際には相手のロングボールを果敢に前へ出る好判断でキャッチ。カウンターの起点となり、最後は渡邉太陽がゴールを決め、一時逆転に成功する得点を呼び込んだ。さらに第3クオーターでも1点ビハインドの場面で、相手の強烈なミドルシュートをゴールスレスレでセービングする好プレーを見せた。

 そして、試合は第4クオーター残り20秒。1点を追う展開で、棚村が相手陣内へ上がっていく。リスク覚悟のパワープレーを試み、残り3秒で棚村にボールが回ってきた。棚村は大川慶悟へボールをパス。大川が強烈なミドルシュートを放ったが、惜しくも相手GKに弾かれ、ここで試合終了。日本は惜しくも敗れたが、最後のパワープレーに会場も一喜一憂。“7人目のフィールドプレーヤー”として執念を見せた棚村を筆頭に、最後まで戦い抜いた選手達に大きな拍手が送られた。

 日本は今日26日、11位-12位決定戦でカナダと対戦する。

ABEMA『SPORTSチャンネル』)

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