「世界水泳福岡2023」15日目が7月28日に行われ、競泳男子200m背泳ぎ決勝で、初出場の21歳・栁川大樹(明治大学3年)が世界の強豪たちを相手に大健闘の泳ぎを見せ、世界水泳デビューながら8位入賞を果たした。タイムは1分58秒75。優勝はフベルト・コーシュ(ハンガリー)で1分54秒14だった。
昨日27日に行われた準決勝では全体7位、1分57秒23のタイムで自己ベストを記録し決勝進出を決めた。決勝で1レーンに登場した栁川は、スピードを生かし果敢に挑むと、レース中盤8位、最後も8 位でフィニッシュした。
レース後、栁川は「準決勝でべストが出て、決勝でも絶対もう1本ベストを出すんだという気持ちでやったのですが全然ダメですごく悔しいです。3本泳いだのが初めてだったので、次またパリの舞台で3本泳いで、3本目でベスト更新して、いい結果が出せるように頑張っていきたいと思いました」と涙ながらに振り返った。
日本背泳ぎの第一人者・入江陵介(イトマン東進)の後継者と呼ばれる栁川。パリ五輪まであと1年、世界の大舞台でさらなる躍進が期待される。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)