「世界水泳福岡2023」16日目が7月29日に行われ、競泳・女子50メートルバタフライ決勝で池江璃花子が7位。6年ぶりの世界水泳で自身初のメダル獲得には惜しくも届かなかった。
池江が最も重視してきた50メートルバタフライ。昨日28日の予選では全体3位の25秒50を記録。準決勝でも25秒70のタイムで全体5位に入り、決勝進出を決めた。“本命”種目でメダル獲得の期待が高まるなか迎えた決勝では7位入賞。タイムは25秒78だった。池江は初日の100メートルバタフライでは17位、100メートル自由形を15位という結果で終え、今日行われた女子50メートル自由形の予選は20位で敗退。50メートルバタフライは、今大会最後の個人種目だったがメダル獲得はならなかった。
池江は決勝後のインタビューに「今日誰よりも応援されてこの舞台に立てたと思う。自分が一番応援されていると思って…みんなに感謝を伝えたいです」と目に涙を浮かべながら語った。
池江は療養から復帰後、2021年の日本選手権で優勝し、東京五輪のリレー代表入り。今年の日本選手権でも4冠を果たし、自身6年ぶりに世界水泳で代表入りを果たしていた。メダルは逃したが苦難を乗り越え、辿り着いた世界の舞台で輝きを見せた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)