球宴も終わり、今季もいよいよ後半戦へと突入したプロ野球。各チームともにリーグ優勝やCS進出などといった目標に向け、さらに激しくしのぎを削ることとなるが、そうした中で、パ・リーグの優勝ラインについて、野球解説者の里崎智也氏が早くも言及した。

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7月28日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、各チームの戦績を確認しながら、今季、どのくらいの勝ち星が優勝ライン&CS進出ラインとなるか?という点について、里崎氏が見解を語る形となったが、まず、現在1位のオリックス・バファローズ、2位の千葉ロッテマリーンズ、3位の福岡ソフトバンクホークスの上位3チームについて里崎氏は、優勝ラインを「85勝ぐらいになるんじゃないかな」とした上で「オリックスは残り56試合というところで、34勝しなきゃいけない。そうなってくると、残り7月、8月を19勝11敗(ぐらいのペース)で乗り切れれば、たぶん優勝ラインに(乗せることができる)。」「1週間に3回負けてもまだなんとかなる。」と、たとえば大型連勝などがなくても、優勝ラインに乗せられる位置に来ていると指摘した。

続いてロッテについては「残り40勝しなきゃいけないというところで、この7月、8月は30試合あるんですよね。そうなってくると、20勝10敗で。だから7月、8月を20勝10敗、その後を20勝なら85勝に届くんで。貯金10。」「だからこの7月、8月で、1週間に2敗ずつっすね。」と、オリックスほどではないにせよ、8月まで“1週間に2敗”のペースを保てば、充分に優勝ラインに乗せられる計算になるとした。とはいえ、「1週間に2敗ずつ。全部勝ち越しですからね。」と里崎氏が言うように、全カードを勝ち越し続けないといけないというのは、なかなかハードルが高いともいえる。

そして3位のソフトバンクについては、「7月、8月を21勝8敗で乗り切りたい。あと16回は負けれるんで。」「これも全カード勝ち越せば、まだまだチャンスある」と、7月に12連敗と、大きく負けが込んだにもかかわらず、未だ貯金もあり、優勝争いという意味では、まだまだ現実的な位置につけていると指摘。その上で里崎氏は「だから、オリックスは11敗、ロッテは10敗、ソフトバンクは優勝に向けて8敗はできるかな?っていう。そこくらいで収めておきたいなっていう負け数ですね。」と、優勝の行方を占う上での目安として語ることとなった。