7月23日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズ対福岡ソフトバンクホークスの一戦のイニング間に行われた恒例イベント『ダッシュマンレース』に、謎のチャレンジャー“GGエラーマン”が登場。力走むなしく敗北を喫したひと幕が、ネット上の野球ファンの間で話題となっている。

【映像】『コアラのマーチ』130個が奪われる衝撃の瞬間

“幕張の快足男”ダッシュマンといえば、イニング間に行われるこの『ダッシュマンレース』で、球場を訪れたファンと対決。ファンが勝利すると、人気の菓子『コアラのマーチ』10個が贈呈されるというシステムとなっているが、実はこの正体不明のダッシュマン、ハンデをつけた状態でも持ち前の俊足を活かして連戦連勝。
一時は『コアラのマーチ』が130個も“キャリーオーバー”としてプールされる事態に。しかし5月24日に行われた一戦では、対戦相手として登場した観客男性が、なんと“ガチすぎる俊足”の持ち主。もらったハンデを上手く使いつつ、中盤以降、さらにギアアップ。脅威の伸びを見せた驚愕の走りでそのままゴール。懸命に猛追するダッシュマンの末脚も及ばず、見事圧勝。それまでダッシュマンが重ねた連勝により持ち越されていた120個の『コアラのマーチ』に加え、新たに用意された10個が加わる形で、なんと130個もの『コアラのマーチ』を一気に獲得するという、前代未聞の事態となっていた(ABEMA『バズ!パ・リーグ』5月26日放送)。しかし、その後もダッシュマンはこの敗北に気落ちすることなく、文字通り、無双の走りを披露し続けることとなったが、そんな矢先の7月23、新たに現れたのが“刺客”が、謎のチャレンジャー“GGエラーマン”であった。

7月28日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、そんな“世紀の対決”ともいうべき大一番の模様を紹介することとなったが、この“GGエラーマン”、サングラスなどをつけて変装をしてはいるものの、どこをどう見ても、千葉ロッテOBのG.G.佐藤氏。同氏といえば、NPB実働8年で12盗塁をマーク、盗塁死は13と、盗塁数よりも盗塁死の方が上回ることからもわかるように、“俊足”のイメージはほとんどないが、その一方で、今季も北海道フロンティアリーグのKAMIKAWA・士別サムライブレイズと契約し現役復帰を発表するなど、“現役アスリート”でもあることから、スタンドのファンも大いに盛り上がることとなったが、結果は無念の敗北。しかしこの“ガチ対決”に喜びを感じるように、“GGエラーマン”は「キモティー」と書いたフリップを誇らしげに掲げることに。ダッシュ対決でこそ敗れはしたものの、改めて持ち前の明るく人懐こいキャラクターで、スタンドのファンを喜ばせることとなった。