『しくじり先生 俺みたいになるな！！』に、元プロ野球選手の槙原寛己がしくじり先生として登場。完全試合達成にまつわる裏話を明かした。
番組には、オードリーの若林正恭、平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、伊集院光、日向坂46の河田陽菜、AKB48の中西智代梨が出演。
通算159勝を挙げ、数々の偉業を成し遂げてきた名ピッチャーの槙原。「ミスターパーフェクト」の愛称で知られるとおり、平成で唯一完全試合を達成した投手だが、その功績の裏には意外なエピソードがあったという。
それは福岡遠征に行った時のこと。福岡では門限が12時と決められており、槙原は新人選手たちに「福岡は門限の見回りがあるから絶対に部屋にいろよ！」と声をかけていた。当時、巨人では門限を破った場合、5〜100万円の罰金があり、一定期間外出禁止のペナルティも課せられた。槙原は「遠征先で外出できないと本当につまらない。みんな福岡のお姉さんがいる店にいきたがる時代」と笑った。
しかし、どうしても遊びに行きたかった槙原は、わざとパジャマを着て”寝るアピール”をしてから、夜中の1時にこっそり街にくり出した。変装をしていたものの、途中でピッチングコーチとすれ違い、体の大きさでバレたという。コーチに気づかなかった槙原は2時間ほど遊んでから部屋に戻ったが、部屋には「何時でもいいから部屋に来い」と書かれた紙が置かれていた。謝罪に行くと、罰金と1ヶ月の外出禁止を言い渡されたという。
翌日、酔いも覚めて冷静になった槙原は、マネージャーを呼び出して「何とかならないか」とペナルティの取り下げを交渉。その結果、「次の登板で結果を出したら、門限破りを帳消しにしてやる」と条件を出されたという。槙原は「何とかしようという時は別の力が働く。まさに自分の自由をかけた戦い」とふり返ると、吉村は「かっこつけるなよ！」とツッコミを入れ、笑いが起こった。
門限破りのペナルティ帳消しをかけ、翌日の広島カープ戦に臨んだ結果、なんと槙原は日本球界16年ぶりとなるパーフェクトゲームを達成。約束どおり外出禁止を解かれ、さらにご褒美として、その日は博多の街で門限なしで遊んでよいことが許可された。
しかし、大喜びで飲みに行ったはいいものの、「今度はおいしくないんだよね。門限破ってないからおいしくなかった」とまさかのオチ。出演者らは「スリルがないから！」「結局そうなるんだ！」と爆笑し、槙原も「不思議だよね」と笑っていた。本編では、完全試合達成の瞬間をとらえた実際の映像も紹介されている。
しくじり先生では7/28から4週に渡って『4週連続野球先生SP』を放送中！
第一弾は
元読売ジャイアンツ 槙原寛己が登壇！
第二弾は
甲子園で盛大にしくじった白根尚貴が登場します。
