松坂大輔、男子プロゴルフツアー挑戦への道に黄色信号!?課題&弱点克服の熱血レッスンに「練習の仕方って大事」と実感
【映像】数々の課題克服に向けコーチから熱血指導を受ける松坂大輔氏

 元メジャーリーガー・松坂大輔氏が男子プロゴルフツアー出場に向けた挑戦を追うゴルフリアリティ番組『松坂大輔ネクストステージ』の第2回が8月5日に放送された。男子ツアー屈指の“飛ばし屋”として平均飛距離313ヤードを誇る幡地隆寛プロと9ホールストロークプレー対決に挑んだ松坂氏だったが、数々の“課題”に直面する結果に。弱点克服に向けたプロコーチの内藤雄士氏の熱血レッスンを受け、「練習の仕方って大事」と実感を込めていた。

【映像】数々の課題克服に向けコーチから熱血指導を受ける松坂大輔氏

 前回、男子ゴルフ2017年度賞金王の宮里優作プロから「9H(パー36)のスコア30台、最低4ホールでパーオン」の宿題を与えられた松坂氏。今回は、宮里三兄弟の長男でツアー1勝の宮里聖志プロが見守る中、プロの舞台に立つための第一段階として幡地プロとの9ホールストロークプレー対決に挑んだ。しかしこの日の松坂氏はショット、パットともに思うような力が出せず、「46」と苦しい結果となった。

 「ラウンドを通じて課題が多く見つかったのは良いこと。前向きにとらえている」と話しながらも、松坂氏はやや苦い表情。聖志プロは「ミスを自分で分析できるのが良いところで、感覚が優れている。感覚を理論的に組み立て行けていくことが今後は大事になってくる」と助言を送った。ツアー屈指の“飛ばし屋”・幡地プロは松坂氏の飛ばしのパワーに注目。「飛距離が出る分、フェースのコントロールが難しくなる。1ミリ開くだけで飛び先では何十ヤードも曲がってしまうので、そこをしっかりとらえられるようになると僕もオーバードライブされると思う」とエールを送っていた。しかし、ツアープロとしてその厳しさを知り尽くす幡地プロは「ABEMA(男子下部)ツアーは技術的にレギュラーツアーとそん色がない。飛距離だけでは厳しい」とよりレベルアップを求めるコメントもしていた。

 そこで松坂氏の弱点克服へ向けて、日本プロゴルフ協会ティーチングプロの内藤雄士氏を招へい。早速、最大の問題点だというバックスイングの修正に取り掛かった。「ヘッドだけがインサイドに入り、体が回せていない。左脇が開いた状態でスイングするため手元で(球を)捕まえる動きが入り、左に曲がりやすい」という指摘から、肩の位置、テークバックの方向を細かく矯正。松坂氏が「キツ…!」と声を上げると、内藤コーチは「キツイですよね。でもそのキツい、が正しい位置なんですよ」と笑顔を送っていた。
 
 さらに体にフォームを叩き込むため、内藤コーチが取り出したのはゴムボールが取り付けられた練習器具。ボールを落とさずにスイングすることで、手だけでクラブを上げる癖を直すことができるもの。方向性を安定させるために必要な技術とあり、松坂氏の表情は真剣そのものだった。1打が結果を大きく左右するグリーン上でもミラー付きの練習機を導入。より実践的な指導を受け、パッティングの精度向上へと取り組んでいた。

 日本球界はもちろんメジャーリーグ、ワールド・ベースボール・クラシック (WBC)、アテネ五輪など世界を舞台に戦った松坂氏だが、競技を変えて挑む新たな世界とあり「改めて練習の仕方って大事なんだなと感じました」。内藤コーチは「ツアープロたちがこなしているハードルの高めのドリルをそのままやって頂きましたが、やはりセンスが良い。体幹があるのでボールをきれいにとらえる“当て感”がある」と太鼓判。松坂氏は「しっかり練習を続けていきたい」と意欲的に語っていた。

 次回は松坂氏が拠点を置く米国・ボストンに舞台を移し、レベルアップ合宿を実施。さらに聖志プロをゲストに招き、ラウンド対決に挑む。
(ABEMA/SPORTSチャンネルより)

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