8月1日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズ対北海道日本ハムファイターズの一戦で、ロッテの新外国人・ブロッソーが、入団会見直後に即スタメンで出場。多くのロッテファンが見守る中、いきなり初安打をマークし、注目を集めている。
【映像】即スタメンでいきなり初安打する瞬間
この日、7番・三塁で先発出場を果たしたブロッソーは、1-2、ロッテ1点のビハインドで迎えた6回裏・2死一塁の場面で、好投を続ける日本ハム先発・加藤貴之に対し、ボールを良く見て2-2の平行カウントとすると、6球目、ストライクをとりにやや甘く入ったストレートを見逃さずに強振。三遊間を鋭く抜ける球足の速い一打でうれしい来日初安打をマーク。早くも日本の投手に適応しているかのような柔軟さを垣間見せることとなった。
ブロッソーといえば、MLBファンにとっては、2020年のアメリカンリーグディビジョンシリーズでの“チャップマンからホームランを打った男”というイメージか、投手としても登板した2019年の“二刀流”のイメージが強いかと思うが、かつて阪神タイガースで活躍したマートンを彷彿とさせる選手という声もかねてよりあるだけに、ロッテファンにとっては自ずと期待度が上がるところだ。
なお、こうしたブロッソーの打撃に、野球解説者のG.G.佐藤氏は、8月4日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)で「1本打ちましたからね。対応力はありそうですけどね。これから、加入して日本人投手にどれだけ対応できるかっていうのが楽しみですよね。」とした上で、「たぶん最初は、変化球攻めのオンパレードだと思うんですけど、そこをまずどう乗り越えるかですかね、最初の関門をね。」と、“変化球攻め”をいかに克服するかが鍵であるとコメント。
また、ネット上の野球ファンからは「なんか転校生が来ていい奴そうでわくわく」「2打席目のスイングがボロボロだったのに次の打席で修正してヒット、野球IQの高さを感じる」「出るだけでなかなかエグいのにヒットも打ってくれるとは」「1打席も明らかに当てて進塁打を狙ってたからね 全力プレーだしこういう選手は応援したい」「ゴロでも本気で走る姿がよかった」「今日のブロッソーはこのヒットで十分。まだ来日間もなく時差ぼけも残っている中、入団記者会見を経て、二軍で調整もなく即一軍で実戦投入され、そこでヒットが出たのだから何も言うことは無い。」「マートン2世かもしれん」といった様々な反響が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)