異例ともいえる速さで離党となった秋本真利衆院議員について、元衆議院議員で2012年当選同期の宮崎謙介氏が私見を述べた。
秋本議員は風力発電会社から3000万円にのぼる多額の資金を受け取っていた疑いで、4日に東京地検特捜部から家宅捜索を受け、5日に自民党を離党した。
これに対し、日本風力開発株式会社社長の弁護士は「馬主組合の経費を支払ったのであって、秋本さんに渡したのではない。開いた口がふさがらない」と賄賂を否定。秋本議員とは馬主仲間で共同で経費を支払っており、社長がこれまで負担した分が3000万円ほどだと主張している。
弁護士の清原博氏は「利益供与にはなり得る」として「問題はその利益供与と秋本議員が国会で質問したこととの関連性。もし関連性が立証されたら賄賂となります」と解説。さらに「『やましいことがある』という思いが秋本議員にあるからこそ離党している」と推察した。
秋本議員と同じ2012年当選組の宮崎謙介氏は、今回の疑惑の情報源について「相手の企業側から漏れることもあるんですけど、私は秘書だと思います」と推測。「相当な証拠がないと(特捜部は)家宅捜索には入らない」と述べた。
また、離党のみで議員辞職をしない点について宮崎氏は「議員辞職はなかなかできない」と述べるも、自身は「ゲス不倫」の“文春砲”から、わずか6日で議員辞職していることを指摘されると、「僕は反省の念が強かったから。まあちょっと、反省が甘いんじゃないですかね」と語った。
2012年組について宮崎氏は「能力高い人、目立っていた人がわりと(離党、辞職等に)なっている」として「目立っているからこそ調子に乗ってわきが甘くなる、ということなのかもしれないですね」と自論を展開した。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
■Pick Up
・「ABEMA NEWSチャンネル」がアジアで評価された理由
・ネットニュース界で話題「ABEMA NEWSチャンネル」番組制作の裏側