J2首位・町田ゼルビアからモンテディオ山形へと戦いの舞台を移した"プリンス"が、新天地で躍動している。
【映像】プリンス髙江麗央がみせたキレッキレの“キュン”ダンス
8月5日、明治安田生命J2リーグ第29節で、山形は藤枝MYFCと対戦して2-1で勝利。この試合を含め、移籍から3試合連続で先発出場したのが髙江麗央だ。加入から3連勝を飾るなど、チーム浮上のきっかけとなっている。
髙江は、チームにリズムを生み出せる選手だ。町田ではチームに不可欠なボランチとして攻撃をけん引し、数々のチャンスを演出してきた。今季は第21試合を終えた時点で17試合に出場して1アシストだが、スルーパス成功本数がチーム1位の26回を記録するなど、リーグ屈指の攻撃力を文字通り中心で支え続けてきた。
町田の応援番組『ゼルつく』の最新回では、「前半戦通信簿」として髙江がピックアップされている。そこではお笑いコンビ・土佐兄弟から「100点満点中2500点」と冗談めいた評価をされつつも、「攻撃」「守備」「協調性」「人間性」の4つの項目でチームの重要な選手としての要素が明かされていた。
なかでも守備は、タックル成功率でもチーム1位の24回の成功数を数え、成功率でも75%と際立ち、リーグ最小失点を誇るチームの守備力を支える選手としても活躍していた。守護神ポープ・ウィリアムも「髙江がいると締まる」と話しつつ、さらには「できた人間。若いのに子どもが2人いて、しっかりパパをしながら真面目にサッカーに取り組んでいる」と、人間性にも言及するなど、チームメイトからも愛される選手だった。
そんな髙江は、移籍に際し「J2優勝・J1昇格に一番近いこのチームで、何も力になることが出来ず、移籍してしまうことが本当に悔しく申し訳ない」とコメント。と同時に、「この悔しさをエネルギーに変えて次のチームで活躍し、皆さんに成長した姿を見せられるように」と決意を語っていた。
"古巣対決"が実現するのは8月26日、町田のホーム・町田GIONスタジアムだ。“町田のプリンス”から、“山形のプリンス”へ。成長した姿を見せられるだろうか。
(ABEMA/ゼルつく)