「女の子は仕事帰り駅のそばのコンビニで1人分のアイスを買わないで。絶対にやめて」と、アイスを売りたいはずのコンビニ店員による訴えがSNSで話題となった。
投稿の理由について、投稿者の「まいねぇ。」さんは「同僚の若い女の子がストーカー被害にあったことがあった。いかにも1人暮らしを想像させるようなもの(を買うの)は良くない」と、コンビニで何気なく買った1個のアイスからストーカー被害につながるかもしれない、という注意喚起のための投稿だったことを明かした。
さらに「まいねぇ。」さんは投稿で「アイスを買うなんて『家が近いな。1個だけなら他に誰もいないな』と教えているようなもの。店を出てつけて来られたらアウト。アイスは昼間に箱で買って!」と続けている。
夜遅くにお弁当の温めを頼むのもいかにも1人暮らしで「家には誰もいないんだな」と想像させる。「まいねぇ。」さんは「自分の行動を情報として見ていて悪用する人がいるということを忘れてはいけない」とクギを刺した。
過去にストーカー行為を繰り返し、現在はストーカーから被害者を守るための活動をしている、ストーカー・リカバリー・サポートの守屋秀勝代表は「ストーカーが注目するのは容姿、服装。サンダル履きは家の近くから来たとわかる。軽装で来る方は危ない」と警鐘を鳴らす。
そして「たとえば男性用のサンダル。おじさんが履くようなサンダルで行くのも良い。飲み物もできれば数本買って『私は1人じゃないんやで』とカモフラージュするのも良い」とアドバイスをした。
また、元ストーカーだからこそわかる“コンビニで素性がバレる5つのポイント”も紹介。近くに自宅があることを示す材料になることからサンダル履き、徒歩はNG。温度管理が必要なものの購入は近距離に家があることがわかってしまうため、アイス・牛乳・冷凍食品などの購入にも注意が必要だという。
アイスに限らず「1つだけ買うこと」は1人暮らしをしていると言っているようなもので、まとめ買いすることでストーカーの目を欺くべきだという。最後に、携帯電話はプライベートの宝庫のため、店内ではなるべく携帯を見ないことも大事なのだとか。
1人暮らしをしているという元『週刊SPA!』副編集長・田辺健二氏は、深夜によく弁当屋を利用するそうで「寂しい1人暮らしをしていると思われたくないので、必ずお箸を2つもらうんですよ。これは使えるんじゃないかな」と、箸1本の追加でも対策になるのではと語った。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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