元メジャーリーガー・松坂大輔氏が男子プロゴルフツアー出場に向けた挑戦を追うゴルフリアリティ番組『松坂大輔ネクストステージ』の第4回が8月19日に放送された。前回に引き続き、松坂氏の挑戦を支援する、宮里三兄弟の長男・宮里聖志プロが、対決を通して練習の成果をチェックした。
前回のストローク対決では、序盤からトラブルショットが続き「44」と振るわない結果に終わった。今回はその後半戦となる9ホールマッチプレーを実施した。
スコアメイクに苦しむ松坂氏に対し、宮里聖志プロは「スコア悪いからといって嫌がらずに自分のやりたいことをやったほうが良いですよ」と助言した。途中、松坂氏からの「ああいうところ(グリーンの周囲=カラーのあたり)にある時って、聖志さんなら何で打ちますか」という問いに、宮里聖志プロは「パターで打ちますね。ピンが近かったらウェッジでも良いと思うんですけど、入るところや距離感でピッチングかパターですかね」と意見を述べた。
この日も絶不調の松坂氏は、すべてのクラブが安定せず精彩を欠いた。硬く読みにくいグリーンにも苦しんだ。前半10ホール・11ホール・12ホールと3回連続ダブルボギー。後半もトラブルショット続きで、練習の成果が発揮できず惨敗に終わった。今後の課題として宮里聖志プロは「今日まわった感じだと、ティーショットがフェアウェイに行くようになって、安定してくればかなり楽になると思います」と技術向上について進言した。
今回のマッチプレーで見えた課題として、宮里聖志プロは「ドライバーの精度が上がることで、ゴルフの内容がガラッと変わるので、まずはボールを使いながら打ってみることが大事。インサイド(自分の体に近付くように内側にクラブを上げること)になっているので、手は体の正面に置き肩と腕を連動させながら上げると、インサイドに入っていくことが少なくなる」と松坂氏の癖について言及した。次にスイング姿勢について「重心が左に流れないよう、中心になるように意識して振ってもらうと良い」と話し、続けてバッグスイングの上げ方については「バッグスイング上げていった時クロスする感じだと、ヘッドが頭から隠れちゃうので、頭から見える状態まで意識して戻せれば良いかなという感じですね」とアドバイスした。
現在の心境について松坂氏は「やりはじめは楽しみも大きかったんですけど、時間が経つにつれ、ゴルフをやればやるほど不安しかない…不安がどんどん大きくなってきている」と不安を漏らしながらも「楽しさを忘れてしまうと辛いばかりになってしまうので、ゴルフをはじめた時に持っていた楽しむという気持ちは忘れずに」と笑顔も見せていた。
最後に「いまゴルフで目指すところは?」という問いに対して松坂氏は「やるからにはアマチュアのトップを!誰が上手い? “松坂”と名前が出てくるぐらい。まわりにもトップアマと呼ばれる人たちがいるので、その人たちをやっつける」と意気込みを語った。
次回は日本で、宮里優作プロとABEMAツアーを想定した18ホール対決に挑む。推薦出場枠獲得なるか?最終試験に目が離せない!
(ABEMA/SPORTSチャンネルより)