開幕節でルートン・タウンに4-1で勝利したブライトンが、ウルブスと対戦。三笘薫が今季初ゴールを記録した。ハーフウェーライン過ぎの左サイドでボールを受けた三笘は、カットインしつつバイタルエリアを独走、鋭いドリブルでDF陣を抜き去った。ゴール正面に抜け出し、GKと一対一に。そのままゴール左に冷静にシュートを流し込んだ。
「ABEMAスポーツタイム」では、三笘のプレミアリーグ挑戦1年目で日本人選手最多得点を樹立した数字もさることながら、動きも、コースも、タイミングもどれも超一級品のゴールの数々を特集。ゴール集を見た元日本代表・槙野智章と、番組スペシャルサポーター 影山優佳も思わず感嘆の声をもらした。
番組では、三笘選手が昨季のリーグ戦で決めた7ゴールのうち、数プレーを映像付きで紹介。プレミア初得点となった第15節・ウルヴァーハンプトン戦、第7節・ボーンマス戦は、三笘の“意外な特技”に焦点が当たった。日本時代からほとんど見ることのなかったヘディングでゴールを挙げたのだ。なにより「ドリブル」を中心としたスピードとテクニックが最大のウリとされてきた選手だけに、槙野氏も「日本の時にはあまりなかった。プレミアに行ってから、プレーの幅もゴールの種類も増えました」とその成長ぶりに言及した。
第21節・レスター戦では、相手との1対1から中央へカットインしながら強烈なミドルをサイドネットに突き刺した。“まるでデル・ピエロだ”と話題になったシーズンベスト級のゴールには、影山も「清々しい…」と思わず目を見開いていた。
昨季リーグ戦で33試合に出場して7得点、6アシストという堂々の成績を収めたが、得点力アップという課題を残した中で2年目の今季は幸先良く最高の結果を出した。圧倒的なドリブルはプレミアリーグで通用することがわかった。あとはゴールだけ。今季は昨季を上回るスーパーゴールの量産を期待したい。
(ABEMAスポーツタイム)