8月12日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズ対埼玉西武ライオンズの一戦で、トミー・ジョン手術を乗り越え、移籍、育成契約を経て1563日ぶりの勝利を手にしたロッテ・澤田圭佑が、野球ファンの間で話題となっている。
【映像】“地獄を見た男”の剛速球がエグすぎる
1-2、ロッテ1点のビハインドで迎えたこの試合の9回表・ロッテの4番手として登板した澤田は、この回先頭の4番・マキノンに対し、いきなり、躍動感あふれるフォームから、勢いのあるストレートで押し切る投球を披露。150km/hの剛速球で詰まらせてライフフライに打ち取ると、続く5番・外崎修汰に対しては、ストレートにカットボールを混ぜる配球で翻弄。最後は152km/hのストレートでショートゴロに。そして、6番・中村剛也へは全球ストレート勝負での見応えある対決となったが、最後は真ん中高め、この日最速となる153km/hのストレートで空振り三振に。澤田はこの回、好打順であった西武打線をきっちりと3人で締め、その裏、チームがサヨナラ勝ちを収めたことで、実に1563日ぶりとなる勝利を手にすることとなった。
8月18日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、改めてこの日の澤田の投球をVTRを交えつつ振り返ることとなったが、その際に野球解説者の里崎智也氏は、まず「手術をした年にクビになるというのは、なかなか珍しいパターンかなと思いますけどね。そこからロッテに移籍して、こう頑張ったことによって、復活の勝利というところで。今、マリーンズ、リリーフがバタバタしてるんで、チャンスを、自分の手でしっかり掴み取ったというところもあるし、こういった頑張りが、結果として結びついたのは良かったですよね。」と、澤田が手術に移籍、そして育成契約から支配下登録を勝ち取った“苦労人”であることを踏まえる形でコメント。また、ネット上の野球ファンからは「ロッテでの初勝利、おめでとう!」「ここまで復活するスピードが驚異的。。本人のリハビリの努力の賜物だな。一軍定着出来るように頑張れ 応援してます」「地獄から這い上がった澤田は止められない」「澤田はオリックスで覚醒しそうな気配出てきた直後にトミージョン手術だったので、この復活劇は本当に嬉しい ここから再び輝いてほしい」「投げっぷりは漢なのにヒロインは優しくて。魅力たっぷり。」「魂で抑えるピッチャーほんと好き」「指先に全ての力を乗せて思いっきり投げ、強打者を軒並みねじ伏せる澤田さん 来てくれてありがとう」といった様々な声が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)