8月9日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズ対オリックス・バファローズの一戦で、突然のゲリラ豪雨により、選手が打球を見失ってしまうという珍しい場面が、野球ファンの間で話題となっている。
【映像】ボールが見えない!ゲリラ雷雨がエグすぎる激レアシーン
生憎の空模様の中で始まったこの試合、試合開始後しばらくしてから、中継映像が白味がかって見えるほどの強い雨足となり、選手たちのプレーに大きな影響を与えることに。たとえば、1回裏・2死走者なしの場面で迎えた3番・石川慎吾の打席では、カウント1-2からの4球目を捉えた石川の打球がライトへの飛球に。一見、そのままライトフライとなりそうな当たりではあったものの、この打球を、オリックスのライト・野口智哉が見失い、2ベースヒットとしてしまうことに。その後審判団によって試合の一時中断が宣告された。
8月18日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)でこのあまりに強烈な雨について、当日のVTRを交えながら紹介することとなったが、この光景を観た元・ロッテの野球解説者・里崎智也氏は、「これはもう、100パー中断するレベルの雨なんですけども」と、あくまで“中断すべきである”としながらも、審判団の判断として、「審判の人の気持ちを汲むと、初回、しかも2アウト、ランナーなし。“まあ、このイニングが終わったら中断しようかな”っていうね。(キリが)いいところで。結局、中途半端じゃないですか。しかも2アウトだしっていうところで、この雨の中、(野手が打球を見失い)ヒットが生まれたんで。これでなんかあったらね、1点入るところなんで。そうしたところで中断になったっていう。」と、いきなり降り出した豪雨の状況を見つつ、イニング終わりまで持ちこたえ、そこで中断をかけようとしていたのではないか、という見方を示すこととなった。
なお、このあまりに過酷なプレー環境となってしまったことに、ネット上の野球ファンからは「こんな状態から良く9回まで出来るほど天気回復したな」「こんな状況で打球が飛んでくる野口も、こんな打球を二塁打にされる宮城も可哀想」「これはマジで酷かった。野手なんてボール見えたんもじゃない。」「これは可哀想すぎる 選手もお客さんも風邪ひきませんように」「両チーム怪我人なく、この出塁も勝敗に関わるようなことにならなかったので良かった。もっと早く中断してくれればとも思うけど、ゲリラ豪雨はすぐやんだりもするから判断難しいのもわかる。」「不運に負けず抑えた宮城も守った野手陣も素晴らしかった。」といった様々な声が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)