最終ラインの選手がピッチ中央をドリブル突破して、最後はゴールを奪取した。バイエルンでセンターバックなどを務めるスタニシッチが見せたプレーは圧巻だった。このゴラッソを目撃した元日向坂46の影山優佳は思わず飛び跳ね、元日本代表・槙野智章は驚愕し、元メジャーリーガーの川﨑宗則は「槙野さんみたいだ」と絶賛した。
【映像】DF陣も攻撃してくる絶対王者の強さが分かる瞬間
ドイツで11連覇中の王者バイエルンが日本でとんでもないプレーを見せた。ジャパンツアーで来日したバイエルンは7月29日(土)、国立競技場で川崎フロンターレと対戦。終始、川崎を圧倒して1-0で勝利したが、唯一となったゴールはとりわけ衝撃的だった。
スコアレスで折り返した57分、センターサークル付近でボールをカットしたスタニシッチは、そのまま中央をドリブルで突き進む。味方とのワンツーからエリアでボールを受け直し、まるでストライカーのようにGKの動きを見極め、落ち着いてシュートを沈めたのだ。
特に「ディフェンダーが決めたゴール」という点で驚きだった。
8月13日(日)に放送された『ABEMAスポーツタイム』(ABEMA)では、開幕を控えたブンデスリーガを特集し、バイエルンの強さの秘密に迫った。その番組内で、スペシャルサポーターの影山が取り上げたのがスタニシッチの得点であり、「バイエルンの魅力だなと思ったのは、どこからでも点が入ること」と話した。実際、試合当日にピッチリポーターを務めた影山は、スタニシッチのゴールに際してハイテンションでその様子を伝えていた。
番組では、槙野がこのゴールを「今季のバイエルンは攻撃陣だけでなく守備の選手がボールを奪って、相手のゴールに迫るシーンが多く見られる。ゴール前でこの落ち着きはメンタル的にも強い」と解説した。すると、番組のメインコメンテーターで元メジャーリーガーの川﨑宗則もリアクション。「落ち着きというよりも、槙野さんに似ている。DFだけどシュートを決める。すごい被った」と、隣に座る日本代表のプレーになぞらえて称賛した。
バイエルンは19日の今季開幕戦を4-0で大勝し、プレシーズンで見せた攻撃力をさらに磨き上げてスタートを切った。前人未到のリーグ12連覇へ、今季も優勝候補の大本命だ。
(ABEMAスポーツタイム)