水面であおむけになった男性が、両手をバサバサと動かして浮いている――。そんな“イカ泳ぎ”の動画が、いまX(旧ツイッター)で大バズりしている。公益社団法人日本水難救済会が、長時間浮力を保つ泳法として投稿したもので、閲覧回数は780万を突破した。
日本水難救済会の遠山純司理事長によると、“イカ泳ぎ”は正式には「エレメンタリーバックストローク」と呼ばれるという。これまで水上で救助を待つ姿勢として、学校などで指導されてきた「大の字背浮き」との違いを教えてくれた。
「波とか風が出せる海上保安庁の訓練施設で実証しました。大の字背浮きは、自分でやることが困難。実際指導している学童も、ほとんどできないという声が、非常にたくさん上がってきました。海は静かな状況があり得ないんです。顔を波が洗うと、鼻から海水が(入って)思っている以上に苦しいですね」(遠山理事長)
ではなぜ、“イカ泳ぎ”としてアピールしているのか。遠山理事長は「今年になってから、印象に残る形で覚えていただくため」だとし、最後は「まあ『思いつき』ですね」と締めくくった。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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