【MLB】オリオールズ7―0ブルージェイズ(8月23日・日本時間24日/ボルティモア)
【映像】藤浪の豪速球に打者がドン引き!?
8月23日(日本時間24日)にオリオール・パークで行われたボルティモア・オリオールズ対トロント・ブルージェイズの一戦で、オリオールズ・藤浪晋太郎が登板。圧巻の3者連続三振で試合を締めくくる圧巻の投球を披露した。
7-0、オリオールズ7点のリードで迎えた9回のマウンドに登った藤浪は、まず先頭の2番ボー・ビシェットに対し、勢いのあるストレートを連発。160km/hでいきなり空振り三振に。“打てる2番”として今季打率.318、本塁打18をマークする“ロン毛のプリンス”ビシェットを三振切りした勢いで、続く3番・ブランドン・ベルトに対しては、キレの良いスプリットを混ぜつつ高低に散らす投球を披露。158km/hのストレートで見送り三振とすると、最後の打者となった4番のウラジーミル・ゲレロJr.へは、ファウルを打たせた4球目、高めの釣り球以外は、すべて外角低めにボールを集め、空振り三振に。大量リードという場面ではあるものの、見事な3者連続三振で試合を締めくくった。
藤浪といえば、オークランド・アスレチックスに移籍した開幕当初は制球に苦しみ、先発から中継ぎへと配置転換されたものの、その後、様々な場面でのマウンドを経験しながら徐々に調子を取り戻すと、元MLBプレーヤーの川﨑宗則氏が「海外のトレーニングが合ってる。食事のタイミング。そういうのがメジャーリーグっていうのは、管理されてるんで。トレーニングもそうですし、試合後にすぐ食事とれるっていうのもあるんで。合ってます。アメリカが。」(『ABEMAスポーツタイム』ABEMA/8月6日放送)と語るように、アメリカ方式のトレーニングと食事などが奏功する形で藤浪のコンディションが良化。さらには、捕手の“構え”による工夫なども手伝う形で制球も安定し、移籍後の8月6日(日本時間7日)には、オリオールパークで行われたニューヨーク・メッツ戦で、日本人投手最速となる165.1km/hをマーク。さらには8月13日(日本時間14日)にTモバイルパークで行われたシアトル・マリナーズ戦で、初セーブを記録するなど、ポストシーズンに向かって、このところさらにギアアップの兆候を垣間見せている。
「僕は藤浪選手、170km/h投げるって言ってます。」と川﨑氏が語るなど、前人未到の“球速170km/h”への期待も高まる藤浪。その投球に、今後もますます注目が集まりそうな気配だ。
(ABEMAスポーツタイム)
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