ラウンド終了間際に飛び出したレバーをえぐるボディショットに、タイ人女子ファイターが崩れ落ちて悶絶。試合後もマットにのたうち回る大ダメージに「女子でこれは凄い」と驚きの声。さらに「これは苦しそう」など同情の声が相次いだ。
8月26日に東京・大田区総合体育館で開催された「RISE WORLD SERIES 2023 2nd Round」で、宮崎小雪(TRY HARD GYM)とジュムリアット・スラーターニー・ラーチャパッド(タイ)が対戦。試合は1ラウンド終了間際に宮崎が左ボディで、タイ人選手を沈め10連勝を果たした。
2年間タイトルを保持し続けている現RISE QUEENアトム級王者の宮崎は現在9連勝中。3月の大会では韓国のビョン・ボギョンをKOしており、2戦連続で海外選手との対戦となる。対するジュムリアットはムエタイのタイトル保持者だ。
ゴングとともに右ミドルを見せるジュムリアットに対して、宮崎は一気にプレッシャーをかけ相手をロープ際まで追い込んで連打。ミドルと前蹴りを積極的に放つジュムリアットに対し、宮崎は鋭いワンツーやローなど緻密な攻めを展開する。
ミドルやヒザで活路を見出したいジュムリアットだが、従来のムエタイ・ルールと勝手が違うためか、近い距離でどうしても組んでしまう場面が目立つ。
2度、3度と連続してのクリンチに1ラウンド終了間際レフェリーから警告が与えられ、本人は困惑の表情を浮かべた。気を取り直して残り10秒、再びコーナー際で宮崎が連打。左ボディを一閃すると“バコッ”と鈍い音とともにジュムリアットは腹を抑えたままリングに崩れ落ちた。
ABEMA実況・清野茂樹アナウンサーの「ボディ効いたか、効いたか!」という叫びに呼応するように、ジュムリアットはのたうち回るように大悶絶。余りにも苦しそうな表情にレフェリーが試合をストップすると、清野アナは「予告どおりノックアウトで決めた」と声を張り上げた。
宮崎の放った左ボディの破壊力に「一発で効かすのは凄い」「女子でこれは凄い」「レバーに入ったか…」といった驚きの声。ゴングが鳴った後もしばらく苦しみ続けたジュムリアットには「これは苦しそう」「可愛そう」といった声や「一発で苦しみすぎ」「ボディがお留守だ」といった指摘も聞かれた。また「RISEルールに慣れてなかった」「適応できておらず気の毒」など主戦場のムエタイ・ルールとのギャップを最後まで埋めることができなかったことに対する同情的な意見も少なくなかった。