戦慄カーフ、カットした足が“ぐにゃり”の衝撃KO 「見てますか!」義理の祖父に捧げる会心の勝利
【映像】足が“ぐにゃり”の衝撃カーフKO
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 カーフキックをカットするも、衝撃に負けて交錯した足が膝関節の可動域ギリギリと思われる90度以上に曲がってぐにゃり。壮絶なフィニッシュシーンに「足がグニャってなってる」「膝がねじれてる」とファンが一時騒然となる一幕があった。

【映像】足が“ぐにゃり”の衝撃カーフKO

 8月28日に後楽園ホールで開催された「Krush.152」。近藤魁成(TEAM3K)とFUMIYA(E x F)の対戦は1ラウンド開始2分、FUMIYAのカーフキックで近藤がダウンを喫しKO負け。左足のみを徹底的に蹴り続けたFUMIYAの“カーフ地獄”に最後は足が90度ほど曲がる壮絶なフィニッシュとなった。

戦慄カーフ、カットした足が“ぐにゃり”の衝撃KO 「見てますか!」義理の祖父に捧げる会心の勝利
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 K-1甲子園2連覇、K-1アマチュアでも優勝とエリートコースを歩んで来た近藤は、常にトップ戦線で戦いを繰り広げて来たが、強豪との試合を落として来た経緯がある。そのため、今回はKrushのタイトル戴冠を見据え負けられない試合だ。一方の対戦相手は、毎回「KOするか、KOされるか」という豪快な試合が魅力のFUMIYA。前回はバックバンドブローでKO勝利か…と思いきや、取り消され一転、”反則負け”という不運な試合を経ての再起戦だ。

 試合はゴングと共に前蹴りを見せる近藤に対し、FUMIYAは蹴り終わりに左足へ強いカーフキック。手数は少ないが低空の重いFUMIYAのカーフが足を根本から狩っていき、3発目で近藤がぐらり。「カーフ効いてるな」「これはローで終わるかも」という声が早々に聞こえる。

 FUMIYAは近藤の左足のみに狙いを定めてカーフ攻撃。近藤と適度に距離を保ちながら左足にのみダメージを集中させていく。

 すると、内側からバキッ、バシッとエグい音を立て蹴り続けた8発目。右の前蹴りからFUMIYAが渾身のカーフを振り抜くと、カットしようと反応した近藤の左足がヒザからあらぬ方向にぐにゃり。一瞬の間のあと、近藤が苦悶の表情を浮かべてマットに座り込んだ。

 ABEMA実況アナウンサーは「スネの横を叩き折ったかのよう」とその衝撃を表現。痛みに耐えきれずマットに這いつくばった近藤は悶絶。それでもファイターの本能でグッと歯を食いしばり中腰で立ち上がるが、レフェリーがストップを要請すると、心の支えを失ったか、その場に崩れ落ちた。

「今日のFUMIYAは一味違っていた」という声も聞かれたが、本人には期する思いがあったようだ。勝利者マイクを取ったFUMIYAは「数日前に、義理のおじいちゃんが亡くなって…凄く仲良かったんで、今日つらいものがあったんですけど」と告白。天に向かって「まだ火葬してないんで、見てますか!」と絶叫、祖父に勝利を捧げた。 

【映像】足が“ぐにゃり”の衝撃カーフKO
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「女子でこれは凄い」衝撃ボディで悶絶KO 予告どおりの劇的決着に驚きの声
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