タオル投入の“飛びヒザ”衝撃KO 「マンガみたい」「あの角度は見えない」ファン驚嘆
【映像】タオル投入の「飛びヒザ」衝撃KO

 左ストレートを放ったタイミングを“狙い撃ち”した突き上げるドンピシャの飛びヒザ。顔面を捉えたクリティカルな一撃に、腰から崩れ落ちる大の字ダウンを受け、セコンドがタオルを投入する衝撃KOに「唐突にエンディング」と実況が絶叫。「あの角度は見えない」「マンガみたい」とファンも驚嘆した。

【映像】タオル投入の「飛びヒザ」衝撃KO

 8月28日に後楽園ホールで開催された「Krush.152」。山崎陽一(KIKUCHI GYM)と小田尋久(TEAM3K)の対戦は3ラウンド終了間際の壮絶な飛びヒザKO決着。21歳の新鋭小田が、右の飛びヒザを一閃して39歳の大ベテラン・山崎をリングに沈めた。

 デビューからプロ3戦負け無しの期待のホープ小田と、昨年3年半ぶりに現役復帰した元Bigbang王者でプロ48戦目の山崎の対戦。

 1ラウンド序盤は互いにローやミドルで削り合う一進一退の展開。遠距離から巧みなパンチを見せる山崎に対して、小田は空手仕込みの鋭いミドルなど自らの持ち味を発揮する。ラウンド中盤には山崎の左ミドルに合わせて小田がバックスピンキック。ガード越しながら顔面への一撃に山崎が後方によろめく場面も見られた。

 2ラウンド、小田はローやヒザなど多彩な蹴りを交えつつプレッシャーをかける。対する山崎はアッパーやフックなどパンチで対抗。小田も負けじと足を止めて打ち合いに応じる。

 最終3ラウンド、一気にプレッシャーをかけ、畳み掛ける小田。懸命に食らいつく山崎だが、再び強烈なスピンキックを額に受けてカット。なおも血を流しながら接近戦。今度は山崎がバックスピンキックを繰り出すが、これがローブローとなり試合は一時中断となる。

 試合時間残りわずか、小田は前進しながらパンチ連打とローで山崎を削りフィニッシュを狙う。やや息が苦しそうな山崎だが、頭を合わせ、アッパーやボディへの攻撃を見せる。小田は追いすがる相手を振りほどくようにローやパンチを見せるとステップバック。そこに一歩踏み出し、左を伸ばした山崎に合わせて右の飛びヒザを一閃。強烈なダウンを奪って見せた。

 絶妙なタイミングで小田のヒザが顔面を捉えると、山崎はゆっくりと沈むように大の字。身体を起こし何とか立ち上がろうとするが、続行不可能と判断した山崎営がタオルを投入して試合を止めると、ABEMA実況が「唐突にエンディング」と驚きと興奮の声を上げた。

 一瞬の出来事に「あの角度は見えない」「マンガみたい」と驚きの反応。オールドファンからは「(沢村忠の)真空飛び膝蹴りだ」という声も上がった。

 一方「引退した年に生まれた娘に戦う姿を見せたい」と38歳にして現役復帰した山崎は、40歳を眼の前にしての悔しいKO負け。最後の1発に泣いたが、3ラウンド後半まで新進気鋭の小田と互角に勝負した姿に視聴者からは「熱のこもった試合だった」「40歳手前としては強い」と労いの言葉も。リングを後にする際には、会場から山崎への惜しみない拍手が鳴り止まなかった。

【映像】タオル投入の「飛びヒザ」衝撃KO
【映像】タオル投入の「飛びヒザ」衝撃KO
「女子でこれは凄い」衝撃ボディで悶絶KO 予告どおりの劇的決着に驚きの声
「女子でこれは凄い」衝撃ボディで悶絶KO 予告どおりの劇的決着に驚きの声
「女子でこれは凄い」衝撃ボディで悶絶KO 予告どおりの劇的決着に驚きの声