日本が誇る50億円プレーヤーの勢いが止まらない。日本代表において、人気実力ともに最高峰と呼ばれるのが三笘薫だ。プレミアリーグでの挑戦2年目は、自身が自ら「課題」として挙げていた「カットイン」から第2節にゴールを決め、ファンを魅了してみせた。
昨シーズン、日本人史上最多の7得点を決めた三笘薫だが、得意な縦突破でチャンスシーンを演出する一方で、ファンからは「もっと決められるはず」と評価も上がっていた。
得点力向上の鍵として、三笘自身は「中に切り込むプレーは練習しているが、磨き切れていない」と昨季のパフォーマンスを振り返っていたが、8月19日に行われた今季の第2節ウォルヴァーハンプトン戦では、得意な「縦突破」ではなく「カットイン」を選択し、相手ディフェンスを4人も抜き去る個人技を見せながら、今季初得点をマークした。
8月27日(日)に放送された『ABEMAスポーツタイム』(ABEMA)において三笘のゴール映像が流れると、元日本代表・槙野智章氏はすかさず、カットインのシーンに着目。「昨季は縦への突破が読まれて防がれてしまうシーンも多かった。修正して早速、数字につなげている」と大絶賛。「課題だったとは思えないほど冷静」とスタジオのメンバーからも驚きの声が挙がっていた。
得意なプレーに固執するのではなく、苦手を克服して技術の幅を広げるアタッカーは、「もっと決められるはず」という期待に応え、今季はどこまで数字を伸ばすだろうか。
(ABEMAスポーツタイム)