うまいのにまだYouTuberに気付かれていない「手つかずラーメン店」は存在するのか。年間600食を食べ歩くラーメンライターの井手隊長が最新のおすすめラーメン店を明かした。
「石黒商店は、もともとあったお店。東京でも有名な『ど・みそ』の出身で、みそラーメンを出すおいしいお店だったんですけど、突然スパイスラーメンのお店にリニューアル。そもそも神保町自体がカレーの街。そのカレーの街に、スパイスラーメンで殴り込みをかけるというこの気概がスゴイ。『ど・みそ』からの流れの、みその巧みな使い方と神保町っぽいスパイスが見事に融合した素晴らしい一杯。浅草開化楼のモッチモチの麺に、みそとスパイスを合わせる。アイデア賞的にもすごい」(井手隊長)
15種類のスパイスと、赤の生みそによる「スパイス赤みそ」(970円)は、レモングラスなどのスパイスや生薬による、ほどよい香りや「しびれ」を楽しめる。
「楽しいのは食感のコントラスト。シャキシャキのモヤシと水菜、ホロホロのひき肉、麺モッチモチ。モチモチ感・シャキシャキ感のコントラストで食わせるのは、カレーライスでできることではない。『ラーメンとして、こういう風に作りたかったんだ』と伝わってくる。食べていて楽しいし、食べ飽きない、食べたことのない味」(井手隊長)
続いて紹介したのは、市ヶ谷の「札幌タンメン ベジ達」。1970年代から90年代に流行し、一時期は全国1000店舗以上あった札幌ラーメン「どさん子」が立ち上げた新ブランドだという。
「どさん子は北海道のチェーンではないが、札幌みそラーメンを日本に広めた。全国に愛されたどさん子の味をベースに、今の人たちが食べてもおいしいタンメンを作ろうという店。動物系で厚みを付けた、少しこってりとしたみそスープに、大量の炒め野菜が300グラム。野菜をジャブジャブ付けながら、炒め油がだんだんみそに溶け込んで、うまみが深まる」(井手隊長)
「味噌タンメン」(850円)は、北海道産小麦粉を使った特注の中太ちぢれ麺に、短時間で炒めることでシャキシャキ感とうまみ、そして栄養価を高められた野菜がどっさり。見かけよりも、さっぱり食べられる。実際に食べてみたテレビ朝日・田中萌アナウンサーが感想を語る。
「これでもかと野菜が乗っていて、一人暮らしの人が野菜不足を解消できそう。食べても食べてもなかなか麺に到達しないくらい、野菜たっぷり。おいしかった」(田中アナ)
今回紹介された2店舗について、千原ジュニアは「すぐ行かせてもらいます。すぐ行って、我々行った後に、FUJIWARAがおジャマしますんで」とコメント。FUJIWARA原西孝幸も「バトンをいただきますので、しっかりと」と応じた。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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