カンヌ、ベルリンと並ぶ世界三大映画祭の一つ、ベネチア国際映画祭で9日、濱口竜介監督の最新作『悪は存在しない』が、銀獅子賞を受賞しました。
この映画は農村に浮上したアウトドア施設の建設計画をめぐる地元住民の葛藤を描いた作品です。コンペティション部門には、『悪は存在しない』を含めて23作品がノミネートされていました。
「本当に驚いています。こんなにありがたいことがあるのかと胸がいっぱいです」「素晴らしい監督のみなさんが審査員をやられていましたし、そういう方たちの審査を受けて(銀獅子賞を)頂けたので、本当に信じられないような気持ちです。でもとても信頼できる方々に頂いたのでとても嬉しく思います」(濱口監督)
濱口監督は去年、『ドライブ・マイ・カー』でアメリカ・アカデミー賞の国際長編映画賞に輝きました。濱口監督はベルリンとカンヌでも受賞歴(ベルリン=銀熊賞、カンヌ=脚本賞)があり、これでベネチアを含めた三大映画祭すべてでの受賞となります。
ベネチア国際映画祭では、1997年に北野武さんが『HANA‐BI』で金獅子賞を受賞しています。(ANNニュース)
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