【MLB】レッドソックス12-13オリオールズ(9月9日・日本時間10日/ボストン)
キレイなセンター返しはボールと共に何かが空中を舞った──。レッドソックスの吉田正尚外野手が「5番・レフト」で先発出場したこの試合、スタメンマスクを任されたウォン捕手がセンター前ヒットを放ったが、バットが折れながらも鮮やかだった打球と、粉砕した“先っぽ”の飛距離に注目が集まった。
1点リードで迎えた2回裏、レッドソックスの攻撃は先頭打者のアブレイユがヒットで出塁したが、続くバルデスがダブルプレーに打ち取られ2死走者なしに。ここで打席には9番打者のウォンが入った。
今季からレッドソックスの正捕手の座をつかんだウォンは、9月に入って以降、打率.333と好調。前日の試合でも2打数2安打1本塁打と大敗したチームの中で一人、気を吐いていたが、この試合でもオリオールズの先発フラーティが2球目に投じた外角低めのカットボールをミートし、センター前へとヒットを放ってみせた。
美しい弾道のセンター返しとともに、飛んで行ったのがウォンのバットだ。ジャストミートした瞬間、バットがグリップからポキっと折れて、全体の8割ほどの“先っぽ”が空中を回転しながら飛んで行くという事態に。打ったウォンの手にはグリップ部分しか残っておらず、ウォンも走りながら驚いたように折れたバットの残りを投げ捨てた。
幸いにして三塁側のファールグラウンドに落ちてケガ人は出なかったが、実質バットがすっぽ抜けて飛んで行った状況と変わらないだけに、少々危険なシーンとなってしまった。
バットを折りながらもキレイなセンター前ヒットを放ったウォンの好調ぶりが浮き彫りとなったが、ファンは「ウォン調子いいな」「粉ウォン」と、彼のフルネーム「コナー・ウォン」と「バット粉砕」を引っかけたコメントなども寄せられた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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